文献

J-GLOBAL ID：200902214787232738   整理番号：08A1142530

森林降水渓流水質データベース(FASC-DB)の構築

著者 (4件)： 稲垣昌宏 (森林総合研) ,  池田重人 (森林総合研) ,  金子真司 (森林総合研) ,  高橋正通 (森林総合研)
資料名： 森林科学  (日本林学会会報)
号： 54  ページ： 53-55  発行年： 2008年10月01日 
JST資料番号： L1306A  ISSN： 0917-1908  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 森林総合研究所では,長期に渡ってモニタリングしてきた降水,渓流水の水質データをデータベースとして整備し,公開した。近年,近隣諸国の経済活動が盛んになり,越境して飛来する汚染物質,特に硫黄酸化物による影響が懸念されている。関東平野周辺部の渓流水中の硝酸濃度が高い傾向が観測された。さらに,施肥や畜産による農業からの窒素化合物排出の寄与や影響にも関心が高まっている。人為活動によって排出された酸性雨や酸性物質は,環境を循環する水に少なからぬ影響を及ぼしている。酸性雨が生物圏に及ぼす影響を,広範囲かつ長期的にモニタリングすることが重要である。

シソーラス用語： *監視 ,  *水質管理 ,  *森林 ,  降水 ,  山地河川 ,  河川水 ,  データベース ,  酸性雨 ,  酸化硫黄 ,  酸化窒素 ,  水循環
準シソーラス用語： *水質モニタリング ,  窒素酸化物 ,  硫黄酸化物

分類 (2件)： 水文学一般  (DC07010R) ,  大気汚染一般  (SB03010B)

引用文献 (5件)：

• 伊藤優子. 関東・中部地方の森林流域における渓流水中のNO_<3^->濃度の分布. 日林誌. 2004, 86, 3, 275-278
• 森林総合研究所. 森林降水渓流水質データベース. 2008
• 高橋正通. 日本の森林域における梅雨期の降水成分-1990年代における降水成分の全国分布と年変動-. 森林総合研究所研究報告. 2005, 4, 1, 1-37
• 高橋正通. 樹木の林冠形状モニタリングによる1990年代の我が国の森林の衰退・被害状況. FORMATH KYOTO 2005. 2006, 169-177
• 鳥居厚志. 台風時の降雨による陸域への海塩負荷量の評価. 環境情報科学論文集. 2007, 21, 567-572

タイトルに関連する用語 (6件)： 森林 ,  降水 ,  渓流水 ,  データベース ,  Db ,  構築