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J-GLOBAL ID:200902215129708687   整理番号:09A0664748

AlMe3による4′-(ベンゾイルオキシ)コルジセピンの求核置換に於いて観測された溶媒効果 SNi機構に対する立体化学的証拠

Solvent Effect Observed in Nucleophilic Substitution of 4′-(Benzoyloxy)cordycepin with AlMe3: Stereochemical Evidence for SNi Mechanism
著者 (4件):
資料名:
巻: 74  号:ページ: 3402-3405  発行年: 2009年05月01日 
JST資料番号: C0328A  ISSN: 0022-3263  CODEN: JOCEAH  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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脱離基としてベンゾイルオキシ基を有する4′-(ベンゾイルオキシ)コルジセピン(コルジセピン=3′-デオキシアデノシン)(I)のAlMe3による求核置換反応は,ほぼ4′-位の立体配置を保持して進行した。β-D-ジアステレオマのIからは対応する4′-メチルコルジセピン(II)のβ-D-ジアステレオマが高ジアステレオ選択的に生成したが,対照的にα-L-ジアステレオマの場合には比較的低立体選択的であった。この置換反応に対して,SNi機構を提案した。反応溶媒の極性が立体選択性に顕著に影響し,特にα-L-ジアステレオマの場合に顕著であった。すなわち,ジクロロメタン,四塩化炭素,シクロヘキサン及び2,2-ジクロロプロパン中の反応では,β-D-及びα-LのIからβ-D-及びα-LのIIがそれぞれ93,98,92,89%de,及び54,79,85,48%deで生成した。また,溶媒として2,2-ジクロロプロパンを用いると,ベンゾイルオキシ基の脱離反応が顕著に生じた。
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分類 (3件):
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置換反応  ,  ヌクレオシド,ヌクレオチド  ,  反応に及ぼすその他の効果 
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