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J-GLOBAL ID:200902215367879481   整理番号:09A0081091

凍結-電子顕微鏡象の解析は,in situ条件下での分裂クロモソーム内における30-nmクロマチン繊維の存在を支持しない

Analysis of cryo-electron microscopy images does not support the existence of 30-nm chromatin fibers in mitotic chromosomes in situ
著者 (8件):
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巻: 105  号: 50  ページ: 19732-19737  発行年: 2008年12月16日 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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30-nmクロマチン繊維の形成は,クロマチンの圧縮過程において最も基本的事象であるが,現在まで生の真核細胞のクロマチンの高解像度画像解析が不可能であったために,その機構は未だ議論が定まっていない。本研究では,ヒトの分裂中のクロマチンと凍結-電子顕微鏡技術を用いて,30-nmクロマチン繊維形成過程の画像解析を行った。HeLa S3細胞を高圧下に凍結し,薄切切片を作成,その後染色も含めてなんらの化学的処理を施すことなく,凍結-電子顕微鏡により調べた。その結果,当該HeLa細胞の分裂クロモソームは圧縮状態を示しており,均一な灰色にみえた。この段階では目的の繊維は観察されず,パワースペクトルも30-nmクロマチンの折りたたみのあることを示さなかった。これらの結果および先のクロモソーム膨潤効果についての観察から,圧縮された分裂時クロモソーム内ではヌクレオソーム繊維の30-nmへの折りたたみは起こっておらず,多量体の融解と類似した,局所スケールでの高度に無秩序化した状態をとっていることが分かった。
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分類 (2件):
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細胞構成体一般  ,  生体の顕微鏡観察法 

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