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J-GLOBAL ID:200902215918071332   整理番号:08A0172874

ニトロプルシドナトリウム曝露によるミトコンドリアデオキシヌクレオチドプールの酸化は細胞死を誘導する

Oxidation of mitochondrial deoxynucleotide pools by exposure to sodium nitroprusside induces cell death
著者 (7件):
資料名:
巻:号:ページ: 418-430  発行年: 2008年03月01日 
JST資料番号: W1339A  ISSN: 1568-7864  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ヒトMutTホモログ(hMTH1)は酸化プリンヌクレオシド三りん酸を一りん酸に加水分解し,それによりそのような酸化プリンのDNAまたはRNAへの取込を抑制している。hMTH1が自発的NOドナーであるニトロプルシドナトリウムにより誘導した細胞機能障害を防御するかどうかを解析した。ニトロプルシドナトリウムへの曝露は増殖中のMTH1ヌル細胞のDNAに8-オキソグアニン(8-オキソG)の形成を発生させ,ミトコンドリア変性とその後の死を起こした。老化MTH1ヌル細胞も8-オキソG形成と共に死んだが,形成が核ではなくミトコンドリアDNAに影響した時にのみだった。増殖および老化条件双方で,DNAにおける8-オキシGの蓄積と細胞死をhMTH1が効果的に防御した。老化MTH1ヌル細胞でのMUTYHのノックダウンは,細胞死を有意に防御し,ミトコンドリアDNAに組込まれた8-オキソGがこの形態の細胞死の主要原因であることを示唆した。この可能性検証のため,ミトコンドリアに排他的に局在するmTP-EGFP-hMTH1と名付けた人工改変hMTH1をMTH1ヌル細胞で発現させた。mTP-EGFP-hMTH1はニトロプルシドナトリウムへの増殖細胞の曝露後に核ではなくミトコンドリアDNAでの8-オキシGの形成を選択的に阻害し,効率的に細胞死の防御もした。このためニトロプルシドナトリウムへの細胞曝露はミトコンドリアデオキシヌクレオチドプールの酸化を発生させ,ミトコンドリアDNAでの酸化塩基の形成は細胞死を開始すると結論する。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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