抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
電源駆動モードで長時間に渡って磁場安定性を測定するため,14T(600MHz)マグネットを改造した。マグネットの励磁にはペルチエ素子を使って制御回路の温度補償を行う高安定度電源を用いた。この結果,短期間安定では2ppmの磁場安定度が得られた。この磁場変動を補償するためにz
0シムコイルの電流をフィードバック制御した結果,平均値ではあるが1x10
-10/h以下の低ドリフトを達成することができた。この状態で,振幅が約0.3ppmで周波数が0.01Hz付近にある磁場変動が残った。これを抑制するために,Bi-2223テープ線材を用いて磁気ダンパーコイルを製作し,1段式GM冷凍機によりT
cより十分に低い約23Kまで地場中で冷却した。これによって,磁場変動は0.07ppmに低下した。z
0シムコイルを用いた外部磁場の変化によりダンパーコイルの変動磁場低減効果は0.02ppmであることが判った。これから,ダンパーコイル動作時の磁場変動は0.04ppm程度と推定された。