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J-GLOBAL ID:200902216344174835   整理番号:09A0689298

鴨川流域におけるノニルフェノール化合物の排出実態の評価

Evaluation of Nonylphenolic Compounds Discharge in the Kamo River Basin
著者 (5件):
資料名:
巻: 19  号:ページ: 197-206  発行年: 2009年06月23日 
JST資料番号: L1101A  ISSN: 0917-2408  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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埼玉県南部を流れる都市河川の鴨川では,ノニルフェノール(NP)汚染が認められている。その原因を究明するため,流域に存在する9事業所(染料等製造工場,クリーニング工場,ガソリンスタンド(4ケ所),コイン洗車場(2ケ所),ゴム製品製造工場)の排出水とそこで使用している洗浄剤などの製品についてノニルフェノール化合物(NP,ノニルフェノールエトキシレート,ノニルフェノキシ酢酸類)濃度を測定し,特性を評価した。ノニルフェノール化合物は,9事業所の排出水から3.2~1,600μg/lの範囲で,また,製品では33製品中7製品から1.1μg/g~0.97g/gの範囲で検出された。排出水濃度が1,600μg/lのゴム製品製造工場については,ノニルフェノール化合物年間排出量はとびぬけて大きく105kgと推計され,鴨川における汚染の主要な原因と特定したが,広く分布するガソリンスタンドやコイン洗車場も汚染源であることが認められた。さらには,排水中のノニルフェノール化合物のオリゴマーパターンが処理等の履歴を反映していることを明らかにした。(著者抄録)
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河川汚濁 
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