抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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IGVC(Intelligent Ground Vehicle Competition)は大学の学生を対象とする屋外移動ロボットの競技大会であり,1)Design Challenge,2)Autonomous Challenge,3)Navigation Challenge,4)JAUS(Joint Architecture for Unmanned Systems) Challengeからなる。本論文では,移動ロボット上に搭載されたセンサとアクチュエータ,及びコンピュータで状況を把握して自律的に移動走行させる2)と3)を中心に,知的センシングと知的制御技術の動向を示した。まず,90年代後半から電動車いすをベースとした小型車両が増加し,ステアリングと速度を制御する2WS(Two Wheels Steering)が一般的となった。その一方でフリーホイール対策が必要となり,i)前方胴体と後方胴体をリンク機構で結ぶアプローチ,ii)ユニークなボールサスペンションの採用,iii)横滑り可能なオムにホイールの採用などが試みられている。また,2本の環状コース内の白線を認識して自律走行する2)のために左右カメラによるステレオカメラ,広角カメラ,サーボモータによるカメラの左右動作,オムニディレクショナルカメラなどが採用されている。さらに,一般的に利用されているプログラミング環境を概観した。