抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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南九州に広く分布するシラスの斜面では降雨時に繰り返し発生する表層崩壊によりシラス斜面脚部に崖錐が発達する。1993年の鹿児島豪雨の際,この崖錐堆積物が崩壊し,土砂流となって下流の集落を襲う現象が発生した。これを受けて,シラス斜面崖錐崩壊発生のメカニズム解明や予測を目的として試験地を設け,水文観測を行っている。本稿では,シラス斜面崖錐崩壊の実態,水文観測の状況,観測結果および考察(崖錐内の地下水の降雨応答,崖錐崩壊の発生時期,シラス台地内の雨水移動と崖錐崩壊,シラス谷からの崖錐崩壊起源土砂流発生予測の可能性)について述べた。