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J-GLOBAL ID:200902216819261380   整理番号:08A0556249

月地殻の新しいモデル:地殻の組成及び進化の非対称性

A new model of lunar crust: asymmetry in crustal composition and evolution
著者 (5件):
資料名:
巻: 60  号:ページ: 433-444  発行年: 2008年 
JST資料番号: G0106B  ISSN: 1343-8832  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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鉄に富む斜長岩(FAN)の単純な浮上による月地殻の形成の初期モデルは,長石質の月隕石やアポロ試料中のグラニュライトにより明らかになった多様な地殻組成を説明できない。月隕石や全球化学及び鉱物マップの最近の研究結果を統合して,鉄に富むノーライト質の表側地殻とマグネシウムに富むトロクトライト質の裏側地殻による新たな非対称地殻モデルを提唱する。始原的なマグマオーシャンの非対称な結晶化は,非対称組成の地殻を作る一つの可能性である。月地殻の一部がマグマオーシャン後に起源を持つことも考えられ,これによりFANの正のεNd値や相平衡が説明される。南極エイトケン(SPA)ベーズンのような巨大ベーズンの形成が,初期の月地殻の表面更新に有意な影響を与えた可能性がある。従って長石質高地テレーン(FHT)の観測された表面組成は,マグマオーシャンの結晶化,マグマオーシャン後の火成活動及びベーズン形成による表面更新が合わさった結果に相当する。かぐやミッションで得られるFHT及び南極エイトケンベーズンテレーン(SPAT)のMg/(Mg+Fe)比,岩石タイプ,鉱物組成は,月隕石の更なる鉱物学及び同位体研究とともに,提唱した地殻モデルの実行可能性の評価を促進し,月地殻の生成と進化の理解を向上させるであろう。(翻訳著者抄録)
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