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J-GLOBAL ID:200902216824642286   整理番号:08A0361342

日本の乗鞍山における谷に沿う滑昇風内の核形成モード粒子:下部対流圏内の新規な粒子形成の鉛直方向えの広がりとの掛かり合い

Nucleation mode particles in upslope valley winds at Mount Norikura, Japan: Implications for the vertical extent of new particle formation events in the lower troposphere
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巻: 113  号: D6  ページ: D06202-D06202-10  発行年: 2008年03月19日 
JST資料番号: C0294A  ISSN: 0148-0227  CODEN: JJGRDA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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直径が9-30nmの大気中のエアロゾル粒子のサイズ分布数を,日本の乗鞍山(36.1°N,137.5°E,2770m)で,2001年の9月と2002年の8-9月に,SO2とNH3濃度といつしょに観測した。自由対流圏と混合層の間の粒径分布を,山を吹き降りる風と谷を滑昇する風で構成される局地風系の状態下で現地で測定した。この局地風系は晴天状態下で良く発達し,かつ現地の水蒸気混合比の時間的変化により決められていた。核形成モードの粒子が,観測期間中23日の晴天日の中で4日観測された。核形成モードの粒子は,混合層内の空気の中で観測されたが,自由対流圏内の空気の中にはなく,このことは,新規な粒子の形成は,混合層から運ばれてくる空気の中で起きていたことを示唆していた。新規な粒子形成事象があった期間中の核形成ーモードー粒子の成長率は,2.6-3.1nmh-1であった。この事象のあった日における先在する粒子の濃度は,平均して事象のなかった晴れた日の上記成長率の約半分であった,しかし,この事象とSO2またはNH3濃度のいずれかとの間には,ポジティブな相関はみつからなかった。この事象は,寒冷前線の背後の北から移流してくる寒気団内で,常時起きていた。北方の寒気団の水平移流は,クリーンな気団を,混合層内の先在する粒子濃度と共に運び,これらが乗鞍山での新規な粒子形成の引き金になっていたかもしれない。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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対流圏・成層圏の地球化学 

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