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J-GLOBAL ID：200902217194802120   整理番号：09A0236196

ポリメチルメタクリレートを主鎖とするアミジノ尿素樹脂に関する研究

Studies on Amidinourea Resins with Poly(methyl methacrylate) Chain

著者 (4件)： 田中里美 (東京電機大学工学部環境化学科) ,  畠中正志 (東京電機大学工学部環境化学科) ,  清水武 (東京電機大学大学院工学研究科物質工学専攻) ,  柴隆一 (東京電機大学工学部環境化学科)
資料名： 高分子論文集  (Japanese Journal of Polymer Science and Technology)
巻： 66  号： 2  ページ： 43-48 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： G0122A  ISSN： 0386-2186  CODEN： KBRBA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高分子鎖をポリスチレンおよびポリメチルメタクリレートとする2種類のアミジノ尿素樹脂(AU樹脂)を用い,高分子鎖の金属イオン捕獲能に及ぼす影響について検討した.メタクリレートを主鎖とするアミジノ尿素樹脂(MCAU樹脂)は,シアノグアニジンと塩化メタクリロイルとの反応によりメタクリロイルシアノグアニジンを合成後,ラジカル重合ついで水和反応により得た.Cu²⁺,Zn²⁺,Ni²⁺,Co²⁺,Cd²⁺を対象とした捕獲試験において,両樹脂はCu²⁺ に高い選択的捕獲能を示したが,MCAU樹脂の捕獲率は対応するポリスチレン系AU 樹脂の60~70%にとどまった.一方,MCAU 樹脂は塩基水溶液に浸漬処理をすることにより,捕獲能が大幅に上昇する挙動を示した.この原因がポリメチルメタクリレート鎖の電子吸引効果による金属イオン捕獲部位の塩基性度の上昇にあることをMCAU樹脂のモノマーモデルのUVスペクトルおよびX線回折により明らかにした.(著者抄録)

シソーラス用語： *重合体 ,  *高分子鎖 ,  ポリメタクリル酸メチル ,  ポリスチレン ,  *イオントラッピング ,  ラジカル重合 ,  水和反応 ,  塩基性度 ,  シアナミド ,  *樹脂 ,  *イオン吸着
準シソーラス用語： *アミジノ尿素 ,  *単量体モデル ,  アミジノ尿素樹脂 ,  ポリメチルメタクリレート ,  イオン捕そく

分類 (2件)： 共重合  (CG04030D) ,  アミノ樹脂  (YH07060E)

物質索引 (1件)： シアノグアニジン

引用文献 (6件)：

• 1) 畠中正志, 星 誠, 柴 隆一, 高分子論文集, 63, 745 (2006).
• 2) 星 誠, 畠中正志, 田中里美, 柴 隆一, 高分子論文集, 64, 223 (2007).
• 3) D. K. Kaiser and J. T. Thurston, US Patent 2407161 (1946).
• 4) 巣山隆之, 大戸敬二郎, 有機合成化学協会誌, 29, 65 (1971).
• 5) 巣山隆之, 岩岡友保, 市川英一, 日本化学会誌, 1246 (1986).

タイトルに関連する用語 (5件)： ポリメチルメタクリレート ,  主鎖 ,  アミジノ ,  尿素樹脂 ,  研究