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J-GLOBAL ID:200902217823353406   整理番号:09A1236785

ダイナミン阻害剤ダイナソアはアクチン繊維を不安定化することにより葉状仮足形成と癌細胞浸潤を抑制する

Dynasore, a dynamin inhibitor, suppresses lamellipodia formation and cancer cell invasion by destabilizing actin filaments
著者 (10件):
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巻: 390  号:ページ: 1142-1148  発行年: 2009年12月25日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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動的なアクチン繊維のリモデリングは細胞の運動性や癌の浸潤を含む様々な細胞の現象の基礎であり,アクチンの動態の調節は良く特性化されたダイナミンを暗示する。ここで我々は,ダイナミンGTPアーゼの阻害剤ダイナソアがin vitroでF-アクチンを強力に不安定化し,活発なF-アクチン形成により共に支持される仮足の形成や癌細胞の浸潤を酷く阻害することを報告する。ダイナソアはin vitroで脳の細胞質ゾルで形成されたF-アクチンを急速に破壊し,F-アクチンに対するダイナソアの効果は間接的であった。ダイナソアはU2OS細胞で血清が誘導する葉状仮足の形成を著しく抑制した。ダイナソアは静止細胞のF-アクチンも不安定化し,これは形質膜の退縮を引き起こした。U2OS細胞のある一定量のダイナミン2がF-アクチンに沿って局在し,ダイナミンとF-アクチンの生理学的結合パートナーであるコルタクチンと共局在した。しかし,ダイナミンのこれらの結合はダイナソア処理により部分的に破壊された。さらに,肺癌細胞株H1080細胞の浸潤活性はダイナソア処理により約40%抑制された。これらの結果はダイナソアがF-アクチンを強力に不安定化することを示唆し,この効果はダイナミンを暗示する。ダイナソアまたはその誘導体は強力な抗癌剤として適した候補であるかもしれない。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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酵素製剤・酵素阻害剤の基礎研究  ,  抗腫よう薬の基礎研究 

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