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J-GLOBAL ID：200902218189473211   整理番号：09A1292175

「鉛フリー銅合金鋳物並びに低鉛青銅鋳物の動向」硫化物を分散させた鉛フリー青銅鋳物の鋳造特性および切削条件

Castability and Cutting Conditions of Sulfide Dispersed Lead Free Bronze Castings

著者 (5件)： 阿部弘幸 (滋賀県工技セ) ,  丸山徹 (関西大 化学生命工) ,  野洲拓也 (関西大 大学院工学研究科) ,  松林良蔵 (マツバヤシ) ,  小林武 (関西大 化学生命工)
資料名： 鋳造工学  (Journal of Japan Foundry Engineering Society)
巻： 81  号： 12  ページ： 661-666  発行年： 2009年12月25日 
JST資料番号： G0096A  ISSN： 1342-0429  CODEN： CHKOFY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉛入り青銅鋳物は継手,バルブおよび水道メーターケースなどに用いられている。しかし鉛は人体や環境に悪影響を及ぼすため,水道部品に使用することが制限されている。本研究では,開発した硫化物を分散させた鉛フリー青銅鋳物の熱分析曲線の特徴,鋳造・凝固特性および最適な切削条件について調べた結果は次の通りである。(1)本系合金における硫化物の球状化率は偏晶および共晶反応時の冷却速度との関係が有り,冷却速度の負の勾配が大きくなると増大する。(2)本系合金のテーターモールド鋳物の引け巣はCAC902合金などに比較して内引け巣量が多く,外引け巣量は逆に少なくなっている。この現象は本系合金が表皮生成型凝固を採るためである。(3)旋盤によるセラミックスバイト(AC3000)を用いて,1000rpmで切削試験を行った。その結果は実効すくい角5°から8°の範囲が良好であった。(著者抄録)

シソーラス用語： *青銅 ,  スズ含有合金 ,  亜鉛含有合金 ,  ニッケル含有合金 ,  硫黄含有合金 ,  *硫化物 ,  分散粒子 ,  *鋳造性 ,  加工条件 ,  引け巣 ,  熱分析 ,  *材料 ,  *被削性 ,  金型鋳造 ,  凝固組織 ,  偏晶反応 ,  冷却速度 ,  *凝固
準シソーラス用語： *鉛フリー材料 ,  切削条件

分類 (2件)： 凝固  (WC01050M) ,  切削一般  (QC02010V)

引用文献 (11件)：

• 及川勝成. 日本金属学会誌. 1995, 59, 12, 1207
• OLEKSEYUK, I. D. Jaurnal of Alloys and Compounds. 2004, 368, 135
• 及川勝成. 鉄と鋼. 1994, 80, 8, 43
• 及川勝成. まてりあ. 2004, 43, 6, 515
• 伊藤洋一. 鉄と鋼. 1982, 68, 10, 91

タイトルに関連する用語 (7件)： 鉛フリー ,  銅合金 ,  鋳物 ,  動向 ,  硫化物 ,  鋳造 ,  切削条件