抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
岩盤を水平に掘削して管渠を築造する従来機械としてシールドマシンが挙げられる。これは,ディスクカッタビットを装着した面板を岩盤面に押し付けつつ回転して,岩盤を圧壊しながら削孔する。このような1自由面を圧壊破砕する掘削方式では,応力が解放されないため亀裂が生じにくく,亀裂の誘発も望めず効率が悪い。またビットの摩耗寿命が短いという欠点がある。これに対して新しいコンセプトは,2自由面をもつ岩盤の端面を剥離破砕する端面掘削方式である。ここでは,作業能力を一段と向上させるために,複数の回転する円盤型剥離破砕刃を円錐型岩盤掘削機に回転自在に取り付け,破砕刃が地山に接触して転動する過程で岩盤のエッジ部位を端面破砕するようにした。本報では,岩盤深礎掘削機の主要部となる円錐体切削ドラムの設計条件,最大推進力および最大トルク,比エネルギー,ローラカッタビットの摩耗長,岩盤深礎掘削の総工費および工期について述べる。