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J-GLOBAL ID：200902218678421437   整理番号：09A0913430

風食防止用水量算定のための表層土壌における水分量推定モデルの検討

The Simulation Model of Surface Soil Moisture for Estimation of Water Amount for Preventing Wind Erosion

著者 (3件)： 有森正浩 (農水省 東北農政局 馬淵川沿岸農業水利事業所) ,  遠藤泰 (農水省 東北農政局 馬淵川沿岸農業水利事業所) ,  小林孝至 (農水省 東北農政局 馬淵川沿岸農業水利事業所)
資料名： 農業農村工学会論文集  (Transactions of the Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering)
号： 262  ページ： 329-334  発行年： 2009年08月25日 
JST資料番号： S0345A  ISSN： 1882-2789  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 畑地灌漑で風食防止を検討するとき,土壌表面の水分確保に必要な用水量の見積りが重要となる。しかしながら,この用水量を適切に見積る方法は計画基準などでも明確には示されていない。本研究では風食防止用水の計画策定に役立てるため,気象や灌水に伴う土壌表面の水分量変化をタンクモデルにより再現する手法について検討した。本モデルでは地表から40cmまでの土層を対象とし降雨・蒸発の他,重力水と上向き補給水を考慮した。土壌構造は表面付近は成層で,下層は水みちとなる土壌と,それを介して水分が出入りする土壌の2つが混在すると仮定した。2005年4~7月の気象・土壌水分の実測データをもとにモデルを同定し,このモデルを2007年4~5月に適用したが,土壌水分の推定値は表面・下層ともに実測値とよく合っており,土壌水分の変動状況は,ほぼ無理なく説明できたと考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： *灌漑 ,  風食作用 ,  *用水 ,  表層土 ,  土壌含水量 ,  モデル ,  タンクモデル ,  蒸発 ,  毛管現象 ,  土壌水
準シソーラス用語： 推定モデル ,  *畑地灌漑 ,  *風食防止用水 ,  毛管上昇

分類 (1件)： 農業土木  (FB02000W)

引用文献 (18件)：

• 波多野隆介. 物質移動における亀裂の役割. 土壌の物理性. 1984, 49, 9-16
• 井上久義. 亀裂が発達した粘土質圃場における水移動現象のモデル化. 土壌の物理性. 1989, 59, 35-49
• IWANAGA, R. Evaluating the Irrigation Requirement at Cornfield in the Yellow River Basin Based on the "Dynamic Field Capacity". J. Japan Soc. Hydrol. & Water Resour. 2005, 18, 6, 663-673
• KOBAYASHI, T. An Improvement in the BBH Model for Estimating Evapotranspiration from Cornfields in the Upper Yellow River. J. Agric. Meteorol. 2007, 63, 1, 1-10
• 近藤純正. 表層土壌水分量予測用の簡単な新バケツモデル. 水文・水資源学会誌. 1993, 6, 4, 344-349

タイトルに関連する用語 (5件)： 風食 ,  算定 ,  表層土壌 ,  水分量 ,  推定モデル