文献

J-GLOBAL ID：200902219778961680   整理番号：08A1221568

高強度材料を用いたRC部材の曲げ降伏変形

Deformation at Flexural Yielding of High-Strength RC Members

著者 (2件)： 熊谷仁志 (清水建設 技研) ,  中澤春生 (清水建設 技研)
資料名： コンクリート工学  (Concrete Journal)
巻： 46  号： 12  ページ： 28-34  発行年： 2008年12月01日 
JST資料番号： S0301A  ISSN： 0387-1061  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本報告は,高強度コンクリートや高強度主筋を用いたRC部材が,曲げ降伏するときの変形について検討したものである。RC造建物の構造設計で一般的に用いられている曲げ降伏変形計算方法は,普通強度の材料を用いた実験データに基づいて求められているため,高強度材料を用いた場合には適合性が良くないことがある。そこで,梁部材について高強度材料を用いた場合にも適用可能な曲げ降伏変形の簡便な評価式を導いた。高強度コンクリートを用いた柱部材は圧縮軸力が高く,主筋の圧縮降伏が引張降伏に先行する傾向があり,梁部材の曲げ降伏変形と同様に評価することは困難であり,平面保持を仮定した断面解析に基づいた評価を試みている。(著者抄録)

シソーラス用語： 鉄筋コンクリート構造 ,  *構造部材 ,  高強度コンクリート ,  高強度鉄筋 ,  曲げ荷重 ,  降伏 ,  変形 ,  梁 ,  数値解析 ,  方法論
準シソーラス用語： *曲げ降伏変形 ,  *高強度鉄筋コンクリート構造

分類 (1件)： コンクリート構造  (RA04030A)

引用文献 (14件)：

• 熊谷仁志. 高強度材料を用いたRC梁の降伏変形評価方法. 高強度コンクリート構造物の構造性能研究委員会 報告書・論文集. 2006, 482-487
• 菅野俊介. 鉄筋コンクリート部材の復元力特性に関する研究. コンクリートジャーナル. 1973, 11, 2, 1-9
• 日本建築学会. 鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説-許容応力度法-. 1999
• 島崎和司. 高耐力短スパンRC梁に関する実験的研究. 構造工学論文集, B. 2006, 52, 285-290
• 前田匡樹. 鉄筋コンクリート梁部材の降伏変形評価法に関する実験的研究 (その1, その2). 日本建築学会大会学術講演梗概集, 1997. 9. 1997, 303-306

タイトルに関連する用語 (3件)： 高強度 ,  RC部材 ,  曲げ降伏