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J-GLOBAL ID：200902219803171746   整理番号：08A0853019

北米のGPS受信機網を利用した広域・高解像度全電子数観測

著者 (3件)： 津川卓也 (情報通信研究機構) ,  大塚雄一 (名古屋大 太陽地球環境研) ,  齊藤昭則 (京大 大学院理学研究科)
資料名： 大気圏シンポジウム  (大気圏シンポジウム講演集録)
巻： 22nd(CD-ROM)  ページ： ROMBUNNO.P-20  発行年： 2008年 
JST資料番号： L2212A  ISSN： 0916-1295  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 電波は電離層通過時に周波数に依存する伝搬遅延を受ける。GPS衛星からの2周波数の電波の遅延量を測定して,電離層通過時の全電子数を算出できる。国土地理院の1200点でのGPS受信網は,緯度経度0.15度×0.15度,30秒値のTECデータを解析して移動性電離層擾乱の水平構造を解明できたが,日本の受信機網では擾乱波面の伸展限界を確認できない。北米の1600点以上のGPS受信機網データに日本の高時間,空間分解能を適用して,北米上空の広域,高解像度の全電子数二次元地図を作成した。緯度24-54度N,経度60-130度Wの領域について空間解像度は1.05度×1.05度(0.15度×0.15度,7×7ピクセルスムージング),時間分解能は30秒である(TEC-DAWN地図)。これにより夜間と昼間の中規模TIDの特性,磁気嵐に伴う大規模TID,電離層谷,4km以上細長く伸びた線状のTEC増大や減少を見出した。

シソーラス用語： *電離層 ,  *電離層伝搬 ,  *電波 ,  電子密度
準シソーラス用語： 電波伝搬遅延量 ,  全電子数 ,  GPS受信機網 ,  移動性電離層擾乱 ,  擾乱波面伸展限界 ,  北米電離層全電子数地図 ,  中規模TID ,  磁気嵐大規模TID ,  電離層谷

分類 (1件)： 電離層・熱圏  (DC04050O)

タイトルに関連する用語 (6件)： 北米 ,  GPS受信機 ,  広域 ,  高解像度 ,  全電子数 ,  観測