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J-GLOBAL ID：200902220639865420   整理番号：09A0766402

ミオシンループ2はツイッチン,アクチンとミオシンの三量体複合体形成に関与する

Myosin Loop 2 Is Involved in the Formation of a Trimeric Complex of Twitchin, Actin, and Myosin

著者 (6件)： FUNABARA Daisuke (Mie Univ., Mie, JPN) ,  OSAWA Rika (Mie Univ., Mie, JPN) ,  UEDA Miki (Mie Univ., Mie, JPN) ,  KANOH Satoshi (Mie Univ., Mie, JPN) ,  HARTSHORNE David J. (Univ. Arizona, Arizona) ,  WATABE Shugo (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 284  号： 27  ページ： 18015-18020  発行年： 2009年07月03日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ツイッチンのD2フラグメントのリン酸化部位と隣接した免疫グロブリンモチーフを含む断片(TWD2-S)がミオシンループ2と結合することを示し,ミオシンとアクチンへのTWD2-S結合に与えるpHとCa²⁺の影響を調査した。ミオシンループ2配列(ループ2ペプチド)に基づく合成ペプチドが,ATP存在下で競争的にツイッチン,アクチンとミオシンの三量体形成を阻害し,TWD2-Sが2つのループ2ペプチド結合部位を有することを見出した。同様に,アクチンサブドメインIペプチドも三量体形成を阻害し,TWD2-Sと2つの結合部位で結合していた。TWD2-Sのアクチンとミオシンへの結合はpHの上昇に伴い減少したが,ループ2ペプチドとの相互作用はpHの影響を受けず,透過性化筋線維でのキャッチの著しいpH依存性を説明しなかった。Ca²⁺の添加で,この三量体形成は低下したが,これはミオシンとアクチンへのツイッチンの結合が低下することによると考えられた。太いフィラメントと細いフィラメントの相互作用がツイッチンに架橋されるアクチンとミオシン複合体の形成に起因することを提案する。

シソーラス用語： *アクチン ,  *ミオシン ,  *タンパク質複合体 ,  三量体 ,  *筋収縮 ,  免疫グロブリン ,  アミノ酸配列 ,  pH依存性 ,  カルシウム ,  リン酸化 ,  *筋肉タンパク質 ,  二枚貝類 ,  平滑筋 ,  ペプチド
準シソーラス用語： *ツイッチン

分類 (1件)： 筋収縮,筋弛緩のエネルギー代謝  (EB10030T)

タイトルに関連する用語 (4件)： アクチン ,  ミオシン ,  三量体 ,  複合体