文献

J-GLOBAL ID：200902220718178012   整理番号：09A0414928

急性相反応のメディエーターによる肝細胞におけるロイシンリッチα2-糖蛋白質発現のアップレギュレーション

Up-regulation of the expression of leucine-rich α₂-glycoprotein in hepatocytes by the mediators of acute-phase response

著者 (5件)： SHIRAI Ryoichi (Lab. of Biochemistry, Osaka Univ. of Pharmaceutical Sciences, 4-20-1 Nasahara, Takatsuki, Osaka 569-1094, JPN) ,  HIRANO Fumiyasu (Lab. of Biochemistry, Osaka Univ. of Pharmaceutical Sciences, 4-20-1 Nasahara, Takatsuki, Osaka 569-1094, JPN) ,  OHKURA Naoki (Dep. of Clinical Molecular Biology, Fac. of Pharmaceutical Sciences, Teikyo Univ., Kanagawa 229-0195, JPN) ,  IKEDA Kiyoshi (Lab. of Biochemistry, Osaka Univ. of Pharmaceutical Sciences, 4-20-1 Nasahara, Takatsuki, Osaka 569-1094, JPN) ,  INOUE Seiji (Lab. of Biochemistry, Osaka Univ. of Pharmaceutical Sciences, 4-20-1 Nasahara, Takatsuki, Osaka 569-1094, JPN)
資料名： Biochemical and Biophysical Research Communications  (Biochemical and Biophysical Research Communications)
巻： 382  号： 4  ページ： 776-779  発行年： 2009年05月15日 
JST資料番号： B0118A  ISSN： 0006-291X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ロイシンリッチα2-糖蛋白質(LRG)は,ロイシンリッチ反復(LRR)が最初に発見された血漿蛋白質である。LRGの生理的な機能は明らかではないが,LRGの血漿量の増加が各種の疾患で報告されている。この研究では,LRGがヒト肝癌HepG2細胞で組み換えヒトIL-6により誘導されることを見出した。IL-6によるLRGの誘導は,1型急性相蛋白質に対するそれらと同様のパターンでIL-1βまたはTNFαのどちらかと相乗的にアップレギュレートされた。マウスに腹腔内投与したリポ多糖類(LPS)が,肝臓におけるLRG mRNAの発現をマウスの主要な急性相蛋白質に対するそれらと同様に用量に依存して増加することも見出した。これら結果は,LRGがその発現が急性相反応のメディエーターによりアップレギュレーされる分泌1型急性相蛋白質であることを強く示唆する。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *タンパク質 ,  *糖タンパク質 ,  アップレギュレーション ,  形質発現 ,  反復配列 ,  *血漿タンパク質 ,  HepG2細胞 ,  インターロイキン6 ,  インターロイキン1 ,  TNFα ,  相乗作用 ,  リポ多糖類 ,  ヌクレオチド配列
準シソーラス用語： *α2糖蛋白質 ,  *急性期蛋白質 ,  IL1β

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

タイトルに関連する用語 (4件)： 急性相反応 ,  肝細胞 ,  蛋白質発現 ,  アップレギュレーション