抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Sn-7Zn-0.006Al鉛フリーはんだの機械的性質の実験的研究はほとんど行なわれていない。曲げ振動を用いて,Sn-7Zn-0.006Al,Sn-7Zn,およびSn-8Zn-3Biはんだにおけるヤング率Eおよび内部摩擦Q
-1の温度依存性を研究した。温度増加による熱軟化によって,Sn-7Zn-0.006Alはんだが最も小さなE低下を示した。Sn-7Zn-0.006AlおよびSn-7Znでは,約90-199°C(第一),135-140°C(第二)および175-180°C(第3)の3つのQ
-1ピークがあらわれること,Sn-8Zn-3Biでは,約90°(第一)および135°C(第二)の2つのQ
-1ピークがあらわれることがわかった。また,低周波数における振動実験を行ない,これらのQ
-1ピークの起源を研究した。2つの振動実験での
-1ピークに対するArrheniusプロットから,Sn-7Zn-0.006Alにおける第3Q
-1ピーク,Sn-7Znにおける第二Q
-1ピークおよびSn-8Zn-3Biにおける低周波数でのそれらはArrhenius方程式に従属する緩和現象であり,活性化エネルギーはそれぞれ83kj/mol,144kj/molおよび98kj/molであることがわかった。これらの
-1ピークの起源はこれらの値からのゲイン境界に関係すること,およびSn-7Zn-0.006Al合金は非常に小さな量のAlの添加によってミクロ構造において細粒化され,機械的性質に関して他のSn-Zn系はんだよりすぐれていることがわかった。(翻訳著者抄録)