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J-GLOBAL ID：200902221218761427   整理番号：08A1193812

ハイドレーションチェンバーを用いた水溶液中の太い筋肉フィラメントにおける架橋回復ストロークの直接的証明

Direct demonstration of the cross-bridge recovery stroke in muscle thick filaments in aqueous solution by using the hydration chamber

著者 (11件)： SUGI Haruo (Teikyo Univ., Tokyo, JPN) ,  MINODA Hiroki (Tokyo Univ. Agriculture and Technol., Tokyo, JPN) ,  INAYOSHI Yuhri (Tokyo Univ. Agriculture and Technol., Tokyo, JPN) ,  YUMOTO Fumiaki (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  MIYAKAWA Takuya (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  MIYAUCHI Yumiko (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  TANOKURA Masaru (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  AKIMOTO Tsuyoshi (Teikyo Univ., Tokyo, JPN) ,  KOBAYASHI Takakazu (Shibaura Inst. Technol., Tokyo, JPN) ,  CHAEN Shigeru (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  SUGIURA Seiryo (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 105  号： 45  ページ： 17396-17401  発行年： 2008年11月11日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 脊椎動物の太い筋肉フィラメントにおいてATPが誘導する架橋の運動を,ハイドレーションチェンバーを用いて,水性環境中で電子顕微鏡観察することを試み,ウサギの腰筋ミオシンから人工的ミオシンロッドを作り,架橋に金のポジションマーカーを付着させて,ATP投与前後の画像を記録することに成功した。個々の架橋の位置はATP不在下,またはADPの添加では変化せず,ATPを与えるとフィラメント長軸にほぼ平行に最大で5~7.5nm移動した。フィラメント裸領域の両側では架橋はそこから離れるように動いた。ATPはクロスブリッジと迅速に反応して架橋ADP-リン酸複合体を作り,それに架橋の運動が伴った。ATPが枯渇すると架橋は初めの位置に戻り,ATPが誘発する運動の可逆性を示した。

シソーラス用語： *骨格筋 ,  フィラメント ,  *ミオシン ,  脊椎動物 ,  電子顕微鏡観察 ,  金 ,  記録 ,  移動 ,  架橋【高分子】 ,  筋収縮 ,  アデニンヌクレオチド ,  リボヌクレオチド ,  腰筋 ,  動物
準シソーラス用語： ウサギ ,  *クロスブリッジ ,  画像記録

分類 (2件)： 筋肉  (EJ10020G) ,  分子構造  (EB03020Y)

物質索引 (2件)： ADP ,  ATP

タイトルに関連する用語 (6件)： 水溶液 ,  筋肉フィラメント ,  架橋 ,  回復 ,  ストローク ,  証明