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J-GLOBAL ID：200902221622204124   整理番号：08A1023741

応力浸蝕および圧力溶解の相反する作用により抑制された岩石破砕の凝縮

Compaction of a Rock Fracture Moderated by Competing Roles of Stress Corrosion and Pressure Solution

著者 (2件)： YASUHARA Hideaki (Ehime Univ., Matsuyama, JPN) ,  ELSWORTH Derek (Pennsylvania State Univ., PA, USA)
資料名： Pure and Applied Geophysics  (Pure and Applied Geophysics)
巻： 165  号： 7  ページ： 1289-1306  発行年： 2008年 
JST資料番号： D0169A  ISSN： 0033-4553  CODEN： PAGYAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 破砕岩石の流れおよび輸送特性について理解することは地下エネルギー資源の効果的な再生のために重要である。低浸透率岩石体中での液体流動は貫通した破砕の中の輸送が卓越している。本稿では化学的および機械的な溶解により生ずる破砕開口の進化について考察した。単純な概念の二つのモデルを開発し応力浸蝕および圧力溶解の効果を表現する。低温下での荷重初期段階で観測される被圧破砕の異常に急激な閉鎖について臨界未満の亀裂成長と圧力溶解のモデルにより考察した。応力浸蝕モデルにより支持(破砕)アスペリティのHertzian接触点に生ずる引張り力集中を考察し,破砕が動的速度則に従って成長することが示される。反対に圧力溶解は圧力が支持アスペリティ接触点で最大となることから溶解の速度制限過程で表現される。両モデルは観測されたノバキュライトの破砕の凝縮に対応できる。しかし,応力浸蝕亀裂に対して推定される閉鎖速度は圧力溶解についての推定よりも数桁大きい。動的パラメタが同じ場合,応力浸蝕による推定の方が実験による観測結果をより良くくり返しており,機械的な効果が卓越しているような低温下での短時間の場合に特にそうである。応力浸蝕および圧力溶解の速度の大きさは支持アスペリティに加えられた応力に依存する。単純な速度則は破砕閉鎖成長について見かけ上のもので定数と実験期間のべき指数として定義される。

シソーラス用語： *岩石破砕 ,  *応力 ,  *侵食作用 ,  *圧力 ,  *溶解 ,  凝縮 ,  浸透率 ,  流動 ,  破砕 ,  開口 ,  荷重 ,  亀裂伝搬 ,  アスペリティ ,  引張 ,  閉鎖 ,  速度 ,  弾性 ,  破壊
準シソーラス用語： *応力浸蝕 ,  *圧力溶解 ,  輸送特性 ,  破砕開口 ,  被圧破砕 ,  引張り力 ,  閉鎖速度 ,  岩石実験 ,  可逆弾性凝縮 ,  非可逆弾性破壊

分類 (1件)： 地球内部物理学一般  (DC03010P)

タイトルに関連する用語 (5件)： 応力 ,  浸蝕 ,  圧力溶解 ,  岩石破砕 ,  凝縮