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J-GLOBAL ID：200902221719295850   整理番号：08A0696669

ヒトDNAポリメラーゼθによる低忠実度DNA合成

Low-fidelity DNA synthesis by human DNA polymerase theta

著者 (5件)： ARANA Mercedes E. (National Inst. of Health, NC) ,  SEKI Mineaki (Univ. Pittsburgh Medical School, PA) ,  WOOD Richard D. (Univ. Pittsburgh Medical School, PA) ,  ROGOZIN Igor B. (National Inst. of Health, Dep. of Health and Human Serv., MD, USA) ,  KUNKEL Thomas A. (National Inst. of Health, NC)
資料名： Nucleic Acids Research  (Nucleic Acids Research)
巻： 36  号： 11  ページ： 3847-3856  発行年： 2008年 
JST資料番号： D0242C  ISSN： 0305-1048  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヒトDNAポリメラーゼθ(polθまたはPOLQ)は,損傷乗り越え合成(TLS)と恐らく免疫グロブリン遺伝子の体細胞超変異(SHM)に関与する校正欠損ファミリーA酵素である。これらの提案された機能と酵素反応速度論研究は,polθが低い忠実度でDNAを合成する可能性を暗示する。ここで,非損傷DNAを複製するとき,polθが他のファミリーAメンバーより10倍から100倍以上の高率で単一塩基エラーを生成する,ことを示す。polθは,ホモポリマ配列へ特に高率で単一ヌクレオチドを付加し,ある配列構成では1%を超え,TLSに関与する不正確なファミリーYヒトpolκ(5.8×10^-3)に匹敵する,平均2.4×10^-3で一塩基置換を生成する。polθは,polκと同様な処理能力を示し,強固に調節され有害な変異原性を回避しているかも知れない。polθは,またマウス免疫グロブリンのSHM時polθによって複製されると推測されると同様な配列構成内に,高率で特定の塩基置換を生成する。従って,polθはファミリーAポリメラーゼの中で例外で,その低忠実度はTLSとSHMにおける提案された役割と一致している。

シソーラス用語： ヒト ,  *DNAポリメラーゼ ,  *DNA合成 ,  忠実度 ,  DNA損傷 ,  突然変異 ,  ヌクレオチド配列 ,  一本鎖DNA ,  酵素反応速度論 ,  誤り率 ,  塩基対置換 ,  DNAポリメラーゼκ ,  免疫グロブリン体細胞超突然変異 ,  一塩基置換
準シソーラス用語： *DNAポリメラーゼθ

分類 (1件)： 分子遺伝学一般  (EC02010J)

タイトルに関連する用語 (4件)： ヒト ,  DNAポリメラーゼθ ,  忠実度 ,  DNA合成