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J-GLOBAL ID:200902221791621800   整理番号:08A0700783

安全かつ簡便なヒ素汚染水浄化技術の開発

著者 (3件):
資料名:
巻: 60  号:ページ: 81-84,1(4)  発行年: 2008年07月10日 
JST資料番号: F0270A  ISSN: 0387-2211  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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γ-ポリグルタミン酸の架橋体にカルシウム等のミネラルを加えた凝集剤PGα21Caを用いて水中のヒ素除去を検討した。0.1mg/LのAs(V)を含むモデル水にPGα21Caを投入し,撹拌後に凝集物を濾別し,残液のヒ素濃度を測定した。この結果,PGα21CaはAs(III)の除去能はほとんど無かったが,As(V)には優れた性能を示し,PGα21Caの添加量とともにヒ素の除去率が増加した。次に,バングラデシュで採取した地下水(ヒ素濃度0.058mg/L)を用いてPGα21Caの効果を試験した。この結果,PGα21Caの添加により試料中の懸濁物が凝集し,自然沈降と濾過により容易に分離でき,無色透明な濾過水が得られた。PGα21Caを200mg/L以上使用した場合に,WHO基準である0.01mg/L以下までヒ素濃度が減少した。また,高濃度のAs(III)を含む地熱水について,過酸化水素と硫酸鉄(II)をPGα21Caと併用して,最終的に,5mg/LのAs(III)を含むモデル水に対し,80mg/Lの薬剤PGα21Caによる処理で98%のヒ素を除去できた。
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分類 (2件):
分類
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水質汚濁一般  ,  下水,廃水の化学的処理 
引用文献 (6件):
  • 特定非営利活動法人アジア砒素ネットワーク, http://www.asia-arsenic.jp/jptop/
  • Choong, T. S. Y., Chuah, T. G., Robiah, Y., Koay, F. L. G., Azni, I., “Arsenic toxicity, health hazards and removal techniques from water: an overview”, Desalination, 217(2007)139-166.
  • 内蒙古地下水ヒ素汚染研究グループ著、中国内蒙古河套平野の地下水ヒ素汚染 (第13章), 地学団体研究会専報56, 2007, pp113-116.
  • Bissen, M., Frimmel, F. H., “Arsenic-a review. Part II: oxidation of arsenic and its removal in water treatment”, Acta hydrochim. Hydrobiol,. 31(2003)97-107.
  • Hug, S. J., Canonica, L., Wegelin, M., Gechter, D., Von Gunten, U., “Solar oxidation and removal of arsenic at circumneutral pH in iron containing waters”, Environ. Sci. Technol., 35(2001)2114-2121.
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