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J-GLOBAL ID：200902222435313501   整理番号：08A0828642

衛星観測高精度DEMによるインドネシア国バワカラエン山の大規模崩壊後の土砂流出の経年変化把握

Temporal change in the sediment discharge from the gigantic landslide occurred on Mt. Bawakaraeng, Indonesia

著者 (5件)： 清水孝一 (国土技術政策総合研) ,  小山内信智 (国土技術政策総合研) ,  山越隆雄 (土木研) ,  笹原克夫 (高知大 農) ,  筒井健 (NTTデータ)
資料名： 日本地すべり学会誌  (Landslides)
巻： 45  号： 2  ページ： 95-105  発行年： 2008年07月25日 
JST資料番号： S0392B  ISSN： 1348-3986  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2004年3月26日,インドネシア国のバワカラエン山において大規模な崩壊が発生した。本論文は,バワカラエン山の大規模崩壊による堆積土砂の崩壊発生から2年間の経年変化を衛星観測高精度DEMを用いて定量的に明らかにしたものである。崩壊の発生により,旧河道を崩壊土砂が埋塞し,その後1年目には全般的にガリー侵食が卓越し,侵食によって年間最大で60m程度の河床低下をもたらした部分が見られた。2年目には一部に侵食の卓越する部分が残ったものの全般的には侵食を示す範囲がせばまり,一部においては堆積を示した。変化量の経年変化は崩壊発生1年目の流出量36.3百万m³から2年目には8.3百万m³に減少した。(著者抄録)

シソーラス用語： *斜面崩壊 ,  土砂流出 ,  地表侵食 ,  *火山 ,  ガリー ,  リモートセンシング ,  *衛星利用画像 ,  数学モデル ,  永年変化 ,  流出量 ,  インドネシア共和国 ,  立体画像 ,  数値地形モデル
準シソーラス用語： バワカラエン山 ,  数値標高モデル

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  写真測量,空中写真  (RC02040D)

引用文献 (9件)：

• 1) 土屋智・古賀省三・笹原克夫・松井宗廣・中広三男・渡部文人・嶋大尚・吉田和久 (2004) : インドネシア南スラウェシ州で発生した巨大崩壊と崩壊土砂の流出堆積 (速報) , 砂防学会誌, Vol. 57, No. 3, p. 40-46.
• 2) J. J. Major, T. C. Pierson, R. L. Dinehart, and J. E. Costa (2000) : Sediment yield following severe volcanic disturbance-A two-decade perspective from Mount St. Helens, Geology, Vol. 28, No. 9, pp. 819-822
• 3) A. S. Daag, Ph. D thesis: Modelling the erosion of pyroclastic flow dposits and the occurrences of lahars at Mt. Pinatubo, Philippines, Univ. of Utrecht, Netherland, p. 238
• 4) 金子正則・笹原克夫・竹内正信・南 哲行・スバルカ (2001) : 1998年7月にインドネシア・メラピ火山で発生した火砕流堆積物の侵食状況, 砂防学会誌, Vol. 54, No. 1, pp. 59-65
• 5) 小橋澄治・水山高久 (1996) : 流出土砂量の予測, 雲仙火山砂防研究報告, 第2号, (社) 砂防学会, pp. 19-26

タイトルに関連する用語 (7件)： 衛星観測 ,  DEM ,  インドネシア ,  大規模崩壊 ,  土砂流出 ,  経年変化 ,  把握