抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究では,アプリケーションレベルではなくハードウェアレベルでクロック同期を行うIEEE1588高精度時刻同期方式(PTP)の無線LANにおける実現することを目的とする。地球環境観測の分野では,広範囲に計測ノードを配置する必要があることから,計測ノード間のネットワークとしては有線よりも無線が適している場合が多い。このように広範囲に配置されたネットワークでは,分散配置された各計測ノードで取得されたデータの間でのタイムスタンプのずれが分析・解析の精度に大きく影響するため,計測ノード間の時刻同期が必要である。しかし現在,要求される同期精度を満たすことができる無線システムでの時刻同期技術は存在しない。そのため,IEEE2588高精度時刻同時方式(PTP)を無線LANシステムに実装する。本稿では研究の第一段階として,基本部分の設計と実装を行い,同期精度についての実験と評価を行ったのでその概要を報告する。(著者抄録)