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J-GLOBAL ID：200902222473284922   整理番号：08A0677050

瀬戸内海の貧栄養化と水産業

著者 (1件)： 山本民次 (広島大 大学院生物圏科学研究科)
資料名： 用水と廃水  (Journal of Water and Waste)
巻： 50  号： 7  ページ： 525-532  発行年： 2008年07月01日 
JST資料番号： G0195A  ISSN： 0513-5907  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 瀬戸内海の水産資源は危機的な状況にある。広島湾に関するアンケート調査では,水質がよくなったと感じる人がかなり多い。本稿では未だ汚濁の著しい大阪湾を除く海域について論じた。瀬戸内海に対する水環境施策の結果,赤潮発生件数が減少し,赤潮構成種に変化が見られた。植物プランクトン構成種として渦鞭毛藻が卓越するようになり,海域全体の一次生産量がかなり低下しているはずである。りんや窒素の実測値に基づいたボックスモデルによる収支計算から一次生産量を見積もった広島湾の結果を示し考察した。

シソーラス用語： *瀬戸内海 ,  栄養素欠乏 ,  窒素 ,  リン ,  漁業 ,  法規制 ,  負荷 ,  *栄養塩類
準シソーラス用語： *貧栄養 ,  栄養不足 ,  無機りん ,  水産業

分類 (1件)： 海洋汚濁  (SB02040B)

引用文献 (25件)：

• 山本民次: 環境再生に対する考え方と取り組み, 閉鎖性海域の環境再生 (山本民次, 古谷 研編), 水産学シリーズ156, 日本水産学会 (監修), p. 9~27, 恒星社厚生閣, 東京 (2007).
• 国土交通省中国地方整備局: 広島湾再生推進会議「第1回広島湾再生シンポジウム」アンケート結果 (http://www.cgr.mlit.go.jp/chiki/hiroshimawan/sympo_181207/index.htm).
• 中央環境審議会: 第6次水質総量規制の在り方について (答申), 平成17年5月 (http://www.env.go.jp/council/toshin/t097-hl703.html)(2003).
• (社) 瀬戸内海環境保全協会: 平成18年度瀬戸内海の環境保全 (資料集), 103(2007).
• Yamamoto, T.: The Seto Inland Sea-Eutrophic or oligotrophic? Mar. Poll. Bull., 47(1)37~42(2003).

タイトルに関連する用語 (3件)： 瀬戸内海 ,  貧栄養化 ,  水産業