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J-GLOBAL ID：200902222948161464   整理番号：08A0590101

ケイ酸カルシウム水和物の炭酸化機構

CARBONATION MECHANISMS OF CALCIUM SILICATE HYDRATES

著者 (4件)： 斎藤豪 (東京工大 大学院理工学研究科) ,  坂井悦郎 (東京工大 大学院理工学研究科) ,  松下文明 (住友金属鉱山シポレックス) ,  大門正機 (東京工大 大学院理工学研究科)
資料名： セメント・コンクリート論文集  (Cement Science and Concrete Technology)
号： 61  ページ： 276-281  発行年： 2008年02月20日 
JST資料番号： F0276A  ISSN： 0916-3182  CODEN： SKROER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ケイ酸カルシウム水和物の炭酸化機構を研究した。結晶性のケイ酸カルシウム水和物である1.1nmトバモライトに着目し,水熱反応により合成したケイ酸カルシウム水和物の炭酸化機構の解明を試みた。また,水熱温度や水粉体比を変化させて,様々なCaO/SiO₂比を有するケイ酸カルシウム硬化体の炭酸化機構を検討した。結果,水粉体比に関係なく,何れの試料でも1日目からカルサイトが生成した,水粉体比が0.3以上の試料では,カルサイト生成後においても1.1nmトバモライトの(002)面のピーク強度がせず,バテライトの生成とともにピーク強度の減少が起きた,等の知見を得た。

シソーラス用語： ケイ酸カルシウム ,  水和物 ,  *炭酸化 ,  実証実験 ,  *ケイ酸カルシウム水和物 ,  トバモライト ,  バテライト
準シソーラス用語： カルサイト

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (14件)：

• 土木学会: コンクリート技術シリーズ53、コンクリートの化学的侵食・溶脱に関する研究の現状(2003)
• 横関康祐ほか: 炭酸化養生によるコンクリートの耐久化、コンクリート工学年次論文集、24(1)、pp. 555-560(2002)
• 鯉渕清ほか: 炭酸化養生による低熱セメントモルタルの強度発現性、コンクリート工学論文集、10(2)、pp. 65-71(1999)
• 坂井悦郎ほか: 低熱ポルトランドセメント硬化体の炭酸化反応、J. Ceramic Soc. Japan, 107(6), pp. 561-566(1999)
• 坂井悦郎ほか: 高ビーライトセメント硬化体のCO₂固定化と溶脱挙動、セメント・コンクリート論文集、No.60、pp. 76-81(2006)

タイトルに関連する用語 (2件)： ケイ酸カルシウム水和物 ,  炭酸化