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J-GLOBAL ID：200902223360243169   整理番号：08A0656625

界面活性剤ゲル抽出による白金(II),パラジウム(II),ロジウム(II)の分離とカチオン性界面活性剤相へのクロロ錯体の抽出能に対する金属濃度の異常な依存性

The Separation of Platinum(II), Palladium(II) and Rhodium(III) by Surfactant Gel Extraction and an Abnormal Dependence of Metal Concentrations on the Extractability of Chloro-complexes into the Cationic Surfactant Phase

著者 (6件)： MURAKAMI Yoshiko (Yamaguchi Univ., Yamaguchi, JPN) ,  DOBASHI Yu (Yamaguchi Univ., Yamaguchi, JPN) ,  SASAKI Yoshiaki (Yamaguchi Univ., Yamaguchi, JPN) ,  FUJIWARA Isamu (Yamaguchi Univ., Yamaguchi, JPN) ,  ABE Noritaka (Yamaguchi Univ., Yamaguchi, JPN) ,  TAGASHIRA Shoji (Yamaguchi Univ., Yamaguchi, JPN)
資料名： Solvent Extraction Research and Development, Japan  (Solvent Extraction Research and Development, Japan)
巻： 15  ページ： 121-126  発行年： 2008年 
JST資料番号： L3207A  ISSN： 1341-7215  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 塩化セチルピリジニウム(CPC)による白金(II),パラジウム(II),ロジウム(II)の抽出効率を調べた。白金とパラジウムは安定なクロロ錯体を形成してCPCゲル相へ抽出されたが,ロジウムはクロロ錯体を形成せず水相へ留まった。白金およびパラジウムは濃度1μM以下で抽出効率が減少し,これは錯体の溶解度によるものと考えられる。白金とパラジウムを含む相にアンモニアを添加することでパラジウムアンミン錯体が生成し,パラジウムは水相へ逆抽出された。これらの操作により3種類の金属イオンを90%以上の回収率で分離できた。

シソーラス用語： *陽イオン界面活性剤 ,  クロロ錯体 ,  アンミン錯体 ,  *液液抽出 ,  ゲル ,  *白金化合物 ,  *パラジウム化合物 ,  *ロジウム化合物 ,  *錯体生成 ,  金属イオン ,  抽出平衡 ,  ピリジニウム
準シソーラス用語： 抽出効率

分類 (2件)： 抽出  (CC01040H) ,  抽出平衡,分配平衡  (CB03030H)

物質索引 (1件)： 塩化セチルピリジニウム

引用文献 (16件)：

• A. I. Bulavchenko, T. Y. Podlipskaya, E. K. Batishcheva, V. G. Torgov, Analyst, 122, 227(1997).
• Y. Terada, A. Harada, K. Saito, S. Murakami, A. Muromatsu, Bunseki Kagaku, 52, 725(2003).
• Y. Anzai, Y. Akama, Bunseki Kagaku, 52, 337(2003).
• M. Iwakura, Y. Baba, Anal. Sci., 21, 269(2005).
• N. N. Greenwood, A. Earnshaw, “Chemistry of the Elements”, 1984, Pergamon Press, Oxford, p. 1131.

タイトルに関連する用語 (8件)： 界面活性剤 ,  ゲル ,  白金 ,  パラジウム ,  ロジウム ,  カチオン性界面活性剤 ,  クロロ錯体 ,  依存性