文献

J-GLOBAL ID：200902223456196110   整理番号：09A0781997

細胞を用いない翻訳の石英結晶微量天秤による即時監視

Real-Time Monitoring of Cell-Free Translation on a Quartz-Crystal Microbalance

著者 (6件)： TAKAHASHI Shuntaro (Tokyo Inst. of Technol., Yokohama, JPN) ,  IIDA Masaaki (Tokyo Inst. of Technol., Yokohama, JPN) ,  FURUSAWA Hiroyuki (Tokyo Inst. of Technol., Yokohama, JPN) ,  SHIMIZU Yoshihiro ,  UEDA Takuya ,  OKAHATA Yoshio (Tokyo Inst. of Technol., Yokohama, JPN)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 131  号： 26  ページ： 9326-9332  発行年： 2009年07月08日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 蛋白質の翻訳過程について,石英結晶微量天秤(QCM;周波数:27mHz)で監視する方法を検討した。mRNA(融合ポリペプチドのストレプトアビジン結合ペプチド(SBD)を組込み),連結部(蛋白質の一部),停止配列(SecM),70Sリボソーム(E.coli由来;及び開始因子,伸長因子,tRNAなど)の共存系でのストレプトアビジン修飾QCMへのSBDの結合の速度論的な測定によれば,翻訳の開始及び伸長段階は,70Sリボソーム(30S部分と50S部分から構築),mRNA,開始因子のfMet-tRNA^fMetからの開始錯体の生成とこの開始錯体への別のアミノアシル化tRNA(aa-tRNA)の収容の両段階がともに律速段階となる(前段階のmRNA-30Sリボソーム錯体生成と後段階の翻訳はともにこれらよりも速い)。この翻訳速度への種々の抗生物質(プロマイシンなど)と5′-非翻訳領域(5′-UTR)配列などの影響を追及し,細胞を利用しない翻訳の監視法の特徴を明らかにすると共に,mRNA配列自体が翻訳効率を調節することを確認した。

シソーラス用語： *翻訳【遺伝】 ,  *微量天秤 ,  *監視 ,  mRNA ,  リボソーム ,  速度論 ,  抗生物質 ,  tRNA ,  アミノアシル化 ,  律速 ,  ストレプトアビジン ,  タンパク質合成開始因子 ,  ペプチド鎖延長因子 ,  終止コドン
準シソーラス用語： tRNAアミノアシル化 ,  UTR ,  開始因子 ,  *石英結晶微量天秤 ,  停止コドン ,  律速段階 ,  ペプチド伸長因子

分類 (2件)： ペプチド  (CF10080G) ,  分子構造  (EB03020Y)

タイトルに関連する用語 (3件)： 細胞 ,  翻訳 ,  石英結晶微量天秤