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J-GLOBAL ID：200902223593447635   整理番号：09A1270427

熱可塑性レジンボンド砥石の研削性能

著者 (7件)： 松浦寛 (明治大 理工) ,  児玉壮平 (東北大 大学院工学研究科) ,  國枝康博 (東北大 大学院工学研究科) ,  吉原信人 (東北大 大学院工学研究科) ,  田辺実 (明治大 理工) ,  YAN Jiwang (東北大 大学院工学研究科) ,  厨川常元 (東北大 大学院工学研究科)
資料名： 砥粒加工学会誌  (Abrasive Technology)
巻： 53  号： 12  ページ： 756-761  発行年： 2009年12月01日 
JST資料番号： L0473A  ISSN： 0914-2703  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 直径数ミリ以下の小径ダイヤモンド砥石の問題点は,砥石周速度が遅く,砥石作業表面に存在するダイヤモンド砥粒(切れ刃)の絶対数が少ないため,研削理論からも推測できるように,研削表面粗さを向上させることが難しいことである。そこで,切れ刃の減少を抑える方法として,加熱しても化学反応を起こすことなく軟化し,冷却することで再び固化する性質を持った熱可塑性レジンをボンド剤として使い,研削中の熱を利用して,脱落する砥粒を埋め戻すことを考えた。本稿では,開発した熱可塑性レジンボンド砥石と通常使われている熱硬化性レジンボンド砥石を同一条件で超硬を研削して,性能の比較をおこなった。その結果,新型砥石で研削すると,研削初期において,算術平均表面粗さは,通常砥石の51%に減少し,砥石摩耗量は,通常砥石の57%になった。(著者抄録)

シソーラス用語： *研削砥石 ,  砥粒 ,  熱可塑性プラスチック ,  *研削 ,  表面粗さ ,  切れ刃 ,  ポリフェニレンスルフィド ,  有機粘結剤 ,  超硬合金 ,  工具摩耗
準シソーラス用語： *研削性能 ,  砥石摩耗 ,  *熱可塑性レジンボンド砥石

分類 (1件)： 研削  (QC03000R)

引用文献 (8件)：

• 財団法人光産業技術振興協会. 2005年度光産業の国内生産額調査結果. 2005
• 財団法人光産業技術振興協会. 光テクノロジーロードマップ光加工分野. 2003
• 佐藤健児. 砥粒及び砥石による加工. 1956, 10
• 庄司克雄. 研削加工学. 2004, 46
• 周立波. 極微粒ホイールのツルーイング, ドレッシング及び研削特性. 砥粒加工学会誌. 1992, 36, 4, 239

タイトルに関連する用語 (2件)： 熱可塑性レジンボンド砥石 ,  研削性能