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J-GLOBAL ID：200902223929447639   整理番号：08A0605781

T型Ca²⁺チャンネル,SK2チャンネル及びSERCAsは視床樹状突起における睡眠関連振動を開閉する

T-type Ca²⁺ channels, SK2 channels and SERCAs gate sleep-related oscillations in thalamic dendrites

著者 (10件)： CUENI Lucius (Univ. Basel, Basel, CHE) ,  CANEPARI Marco (Univ. Basel, Basel, CHE) ,  LUJAN Rafael (Universidad de Castilla-La Mancha, Albacete, ESP) ,  EMMENEGGER Yann (Univ. Lausanne, Lausanne-Dorigny, CHE) ,  WATANABE Masahiko (Hokkaido Univ. School of Medicine, Sapporo, JPN) ,  BOND Chris T (Oregon Health & Sci. Univ., Oregon, USA) ,  FRANKEN Paul (Univ. Lausanne, Lausanne-Dorigny, CHE) ,  ADELMAN John P (Oregon Health & Sci. Univ., Oregon, USA) ,  LUETHI Anita (Univ. Basel, Basel, CHE) ,  LUETHI Anita (Univ. Lausanne, Lausanne, CHE)
資料名： Nature Neuroscience  (Nature Neuroscience)
巻： 11  号： 6  ページ： 683-692  発行年： 2008年06月 
JST資料番号： W1370A  ISSN： 1097-6256  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： T型Ca²⁺(T)チャンネルは睡眠時の神経性振動における律動性群放電の基礎をなす。今回,視床網状核(nRt)の樹状突起でTチャンネルによって選択的に制御されるCa²⁺依存性効果因子を調べた。Tチャンネルを介するCa²⁺流入が細胞内Ca²⁺濃度を上昇させ,それが樹状突起に局在するCa²⁺依存性小コンダクタンス2(SK2)型K⁺チャンネルを活性化して,振動性群放電を引き起こした。小胞体Ca²⁺ATPアーゼ(SERCAs)による細胞内Ca²⁺濃度の低下やTチャンネルの不活性化が振動を鈍らせた。Sk2^-/-(Kcnn2)マウスでは神経振動は喪失し,ノンレム睡眠時の低頻度脳波は著しく減衰して睡眠は細切れになった。nRt樹状突起におけるTチャンネル,SK2チャンネルそしてSERCAs間の相互作用が,睡眠関連振動性興奮の制御の為に特殊化したCa²⁺信号伝達の3つ組を構成する。

シソーラス用語： マウス ,  *カルシウムチャンネル ,  カリウムチャンネル ,  *視床 ,  ノンレム睡眠 ,  睡眠 ,  小胞体 ,  Ca-ATPアーゼ ,  脳波 ,  樹状突起 ,  電気生理 ,  電子顕微鏡観察 ,  免疫染色
準シソーラス用語： *T型カルシウムチャンネル ,  カルシウム活性化カリウムチャンネル ,  視床核 ,  SK2チャンネル ,  SERCA ,  免疫電子顕微鏡観察

分類 (2件)： 中枢神経系  (EJ12030F) ,  細胞膜の輸送  (EF04020R)

タイトルに関連する用語 (4件)： T型Ca2+チャンネル ,  視床 ,  樹状突起 ,  睡眠