抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2007年に天津農学院内に設立された「中日水稲品質・食味共同研究センター」の研究に必要な材料と情報を収集するため,2008年9月中国黒竜江省三江平原の中核都市チャムスからその最深部撫遠県にいたる地域を訪問した。この視察旅行で得た情報や印象を報告した。まず,黒竜江省の稲作について概説した。省全体の作付面積は1980年ごろまでは20万ha前後で推移してきたがその後増加し,2007年には225万haに達している。現在栽培されている品種は「空育131」が最も多い。ここでの水稲の育種目標は,まず耐冷性であり,これに多収性と良食味を付加することが基本的方向である。チャムスから建三江,撫遠,同江,富錦,と旅程に沿って稲作の状況,訪問した試験場での研究などを紹介した。