文献

J-GLOBAL ID：200902225399577385   整理番号：08A1202862

ナノばんそうこうとしての生物分解性ナノシートの開発

Development of biodegradable nanosheets as nanoadhesive plaster

著者 (4件)： TAKEOKA Shinji (Waseda Univ., Tokyo, JPN) ,  OKAMURA Yosuke (Waseda Univ., Tokyo, JPN) ,  FUJIE Toshinori (Waseda Univ., Tokyo, JPN) ,  FUKUI Yoshihito (Waseda Univ., Tokyo, JPN)
資料名： Pure and Applied Chemistry  (Pure and Applied Chemistry)
巻： 80  号： 11  ページ： 2259-2271  発行年： 2008年11月 
JST資料番号： H0385A  ISSN： 0033-4545  CODEN： PACHAS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 表裏両面を持つシート形状キャリヤーは球状キャリヤーと比較し,標的サイトに対して大きな接触面積を有し,表面修飾により機能の異なる二層構造を形成することができ,柔軟性も高いことから,ドラッグデリバリーシステムにおけるキャリヤーとして注目されている。また,その接着性から,外科用の包帯(ばんそうこう)としての利用も期待されている。本研究では2種類の生物適合性かつ生物分解性の新規シート状バイオ材料を開発した。その一つは注射投与が可能な血小板類似シート状ナノシート,他の一つはアスペクト比が10⁶の巨大なナノシートで,ヒトの皮膚や組織に貼ることによりナノばんそうこうとして利用することができる。前者の血小板様自立性ナノシートとして,組み換えヒト血清アルブミンナノシートの両面をナノビーズ(ラテックスビーズ)で修飾したものを用いた。後者の自立性ばんそうこ型ナノシートとして多糖類(キトサンやアルギニン酸ナトリウム)の層毎集積膜を用いた。その組織間移動にはポリビニルアルコールからなる犠牲膜を利用した。

シソーラス用語： *ナノ構造 ,  *膜 ,  *生体適合性 ,  *生分解性高分子 ,  ドラッグデリバリーシステム ,  *多糖類 ,  自己組織化 ,  *アルブミン ,  *ナノシート

分類 (3件)： 高分子担体・触媒反応  (CG03030W) ,  蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N) ,  物理薬剤学  (GY01012A)

タイトルに関連する用語 (4件)： ばんそうこう ,  生物分解性 ,  ナノシート ,  開発