抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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営業列車でどこまで線路の検査ができるのか,その現状と近い将来の展望を紹介した。従来の加速度で検査する方法では,曲線で左右レールの高さの差(水準)を求めるのが困難である。そこで加速度測定と変位計・ジャイロを組み合わせ,軌道検測車と同じ項目が測定可能で営業列車に取り付け可能な軌道検測装置,「慣性正矢軌道検測装置」を開発した。列車で測定した動揺加速度に,変位計やジャイロで測定したレールとの間隔や装置の傾きを加味して線路のゆがみ量を求める。装置のパッケージとしては台車装架形と車体装架形があり,いずれも地上基地からの遠隔操作による測定が可能である。また画像撮影単独で線路のより緻密な部分の検査を行う装置としては,1)車載のカメラで撮影した画像から,コンピュータ処理によりレールの継目の隙間「遊間」の幅を求める自動継目遊間測定装置,2)軌道の断面画像の連続撮影による3次元情報の活用により,継目板,レール等の材料の状態検査を自動化した軌道材料モニタリング装置がある。