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J-GLOBAL ID：200902225985225242   整理番号：09A0387559

内包によるスピン交差

Spin Crossover by Encapsulation

著者 (7件)： ONO Kosuke (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  YOSHIZAWA Michito (Tokyo Inst. of Technol., Yokohama, JPN) ,  AKITA Munetaka (Tokyo Inst. of Technol., Yokohama, JPN) ,  KATO Tatsuhisa (Josai Univ., Saitama, JPN) ,  TSUNOBUCHI Yoshihide (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  OHKOSHI Shin-ichi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  FUJITA Makoto (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 131  号： 8  ページ： 2782-2783  発行年： 2009年03月04日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： スピン交差特性を有する物質の開発について,三角柱型超分子金属錯体とスピン交差が可能な平面型金属錯体との包接現象を利用する方法に着目し,モデル系の構築と特性化,磁化率測定などにより検討した。2,4,6-トリス(ピリジン-4-イル)トリアジンの2分子を3分子のM-X-M柱(M=(en)Pd(II),(en)Pt(II);X=ピリダジン,2,2′,6,6′-テトラメチル-4,4′-ビピリジン,1,4-ビス(2,6-ジメチルピリジン-4-イル)ベンゼン)で架橋した三角柱は,ホストとしてゲストのN,N′-エチレンビス(アセチルアセトンイミナト)ニッケル(II)錯体またはテトラアザポルフィナトコバルト(II)錯体(ともに正方平面配位,低スピン型,コロネンと同時包接)の配位かご構造内への包接で,ゲスト錯体のスピン状態を高スピン型に転換させる。スピン交差の原因(ゲストの中心金属のd(z²)軌道とかごの両面(芳香環)及びコロネンのπ軌道との相互作用)についても推測した(en=エチレンジアミン)。

シソーラス用語： *クロスオーバー効果 ,  *包接化合物 ,  磁化率 ,  窒素複素環化合物 ,  パラジウム錯体 ,  白金錯体 ,  ゲストホスト効果 ,  ニッケル錯体 ,  ポルフィリン錯体 ,  コバルト錯体 ,  分子間相互作用 ,  相互作用 ,  アルキレンジアミン ,  ジアミン ,  第一アミン ,  芳香族縮合炭化水素 ,  大環状化合物 ,  架橋化合物 ,  トリアジン類 ,  ピリジン類 ,  *内包【脳】
準シソーラス用語： *スピンクロスオーバ ,  トリアジン誘導体 ,  ピリジン誘導体 ,  *内包 ,  *包接複合体

分類 (2件)： 白金族元素の錯体  (CE01100E) ,  分子構造と性質の実験的研究  (CB01020I)

物質索引 (9件)： アセチルアセトンアミン ,  エチレンジアミン ,  コロネン ,  テトラアザポルフィリン ,  ピラジン ,  2,4,6-トリス(4-ピリジル)-1,3,5-トリアジン ,  3,3′-[エチレンビス(ニトリロエチリジン)]ビス[(Z)-2-プロペン-2-オール] ,  2,2′,6,6′-テトラメチル-4,4′-ビピリジニウム ,  4,4′-(p-フェニレン)ビス(2,6-ジメチルピリジン)

タイトルに関連する用語 (2件)： 内包 ,  スピン交差