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J-GLOBAL ID:200902226380308398   整理番号:08A1242063

波浪観測網が捉えた2008年2月24日の日本海沿岸高波の特性

著者 (6件):
資料名:
巻: 55  号:ページ: 146-150  発行年: 2008年10月10日 
JST資料番号: S0450A  ISSN: 0916-7897  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2008年2月24日に日本海沿岸に来襲した高波の観測結果を紹介するとともに,波浪推算および浅海域波浪変形計算をあわせて実施することにより,寄り回り波の特性把握を試みた。日本海沿岸の波浪観測網や風速計が捉えた記録をまとめ,この高波の発生・伝播・増幅特性を実証的に考察した。以下の結果が得られた。1)観測値より,冬型気圧配置に伴う北風が日本海の東部で強かったと推定される。2)富山湾内では周期の長いうねり性の波浪,すなわち顕著な寄り回り波が見られたことが理解できる。3)推算結果は,波浪観測結果を定性的に正しく再現している。4)波浪変形計算結果は,局所的な地形や構造物の影響による波浪の屈折効果を表している。
シソーラス用語:
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分類 (1件):
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波浪,潮流 
引用文献 (12件):
  • 鈴山勝之・橋本典明・永井紀彦・吉田秀樹 (2005): 様々な地形条件下における波浪推算の精度向上のための幾つかの検討, 海岸工学論文集, 第52巻, pp.171-175.
  • 永井紀彦 (2002a): 風力エネルギー活用の観点から見た沿岸域洋上風力の特性, 港湾空港技術研究所資料No.1034, 34p.
  • 永井紀彦 (2002b): 全国港湾海洋波浪観測30か年統計 (NOWPHAS 1970-1999), 港湾空港技術研究所資料No.10 35, 388p.
  • 永井紀彦・額田恭史・岩崎峯夫・久高将信 (2002): 切れ目のない連続観測とスペクトル周期帯表示による全国沿岸の長周期波観測情報システム, 土木学会, 海洋開発論文集第18巻, pp.149-154.
  • 永井紀彦・小川英明・額田恭史・久高将信 (2004): 波浪計ネットワークによる沖合津波観測システムの構築と運用, 土木学会, 海洋開発論文集第20巻, pp.173-178.
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