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J-GLOBAL ID：200902226726985308   整理番号：09A0030001

水素結合によって形成される超分子ポリマー

著者 (2件)： 矢貝史樹 (千葉大 大学院工学研究科) ,  矢貝史樹 (JST-PRESTO)
資料名： オレオサイエンス  (Oleoscience)
巻： 9  号： 1  ページ： 3-11  発行年： 2009年01月01日 
JST資料番号： L4211A  ISSN： 1345-8949  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 超分子ポリマーとは,モノマーユニットが非共有結合により連結され,希薄溶液または固体状態においてポリマーに類似した機械的性質や物性を示す分子集合体を指す。非共有結合の可逆性から,超分子ポリマーは外部からの刺激に対して敏感にその状態を変化させ,魅力的な刺激応答性を示すため,生体に近いポリマー材料として注目されている。本総説では,超分子ポリマーというコンセプトの根幹を支えてきた「相補的多重水素結合」によって形成される超分子ポリマーに焦点をあて,その歴史や特徴,さらに応用について紹介する。(著者抄録)

シソーラス用語： *超分子 ,  機能性高分子 ,  分子間相互作用 ,  水素結合 ,  分子構造 ,  可逆変化 ,  技術展望 ,  核酸 ,  *高分子キレート化合物 ,  *キレート剤 ,  *高分子剤 ,  *反応性高分子
準シソーラス用語： *キレート高分子

分類 (2件)： 高分子固体の構造と形態学  (CG02022M) ,  分子化合物  (CE02000C)

引用文献 (48件)：

• 1) J.-M. Lehn, Supramolecular Chemistry : Concepts and Perspectives, VCH, Weinheim (1995).
• 2) 中嶋直敏編著, 超分子科学, 化学同人 (2004)
• 3) L. Brunsveld, B.J. Folmer, E.W. Meijer & R.P. Sijbesma, Chem. Rev., 101, 4071-98 (2001).
• 4) P. Terech & R.G. Weiss, Chem. Rev., 97, 3133-59 (1997).
• 5) T. Kato, N. Mizoshita & K. Kishimoto, Angew. Chem. Int. Ed., 45, 38-68 (2006).

タイトルに関連する用語 (2件)： 水素結合 ,  超分子ポリマー