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J-GLOBAL ID：200902226730709846   整理番号：08A0681980

イオン性液体中の巨大分子 進歩,挑戦及び機会

Macromolecules in Ionic Liquids: Progress, Challenges, and Opportunities

著者 (2件)： UEKI Takeshi (Yokohama National Univ, Yokohama, JPN) ,  WTATANABE Masayoshi (Yokohama National Univ, Yokohama, JPN)
資料名： Macromolecules  (Macromolecules)
巻： 41  号： 11  ページ： 3739-3749  発行年： 2008年06月10日 
JST資料番号： B0952A  ISSN： 0024-9297  CODEN： MAMOBX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 巨大分子(MM)/イオン性液体(IL)混合物に関する最近の進歩,挑戦及び種々のチャンスにつきまとめた。相溶性のMM/IL系はイオン伝導性高分子電解質(イオンゲル)を与える。イオンゲル中ではイオン輸送はMMのセグメント運動とは関係ないためMMのガラス転移点においてもイオンゲルは高いイオン伝導性を示す。ILは分子設計の融通性が高いため電気化学的機能性(プロトン,電子及びリチウムイオン輸送)をもつ多種の新しいILが開発された。筆者らはある種のMM/IL系が温度を変えるとUCST型及びLCST型相分離を示すことを見出した。MM,ILの構造を変えると系の相分離温度を容易に変えることができる。更にIL中の橋かけ重合体ゲルは可逆的体積相転移を示す。これらの相転移を応用しアクチュエータなどの刺激応答性スマート材料の開発が可能となろう。最後に水とILの特性を水素結合,静電相互作用などの観点から比較した。

シソーラス用語： *イオン液体 ,  相分離 ,  臨界溶解温度 ,  温度依存性 ,  ガラス転移点 ,  ゲル ,  イオン伝導 ,  *高分子電解質 ,  *導電性高分子 ,  イオン輸送 ,  転移温度 ,  水素結合 ,  静電相互作用 ,  機能性高分子 ,  相溶性 ,  プロトン伝導 ,  プロトン移動 ,  電子移動 ,  体積相転移 ,  可逆変化 ,  刺激応答性高分子
準シソーラス用語： LCST ,  UCST ,  イオンゲル ,  *イオン性液体

分類 (1件)： 高分子固体の物理的性質  (CG02024U)

タイトルに関連する用語 (3件)： イオン性液体 ,  巨大分子 ,  機会