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J-GLOBAL ID：200902227003140705   整理番号：09A1090833

交流インピーダンスを用いた凍結物の電気特性測定

著者 (2件)： 林達郎 (奈良県工技セ) ,  天野光明 (菱豊フリーズシステムズ)
資料名： 奈良県工業技術センター研究報告  (Report of Nara Prefectural Institute of Industrial Technology)
号： 35  ページ： 28-31  発行年： 2009年07月15日 
JST資料番号： G0952A  ISSN： 1346-0749  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 食材向けの凍結装置開発で凍結条件の違いが凍結物の物理特性に与える影響を調べるため,2枚の平面金属による電極版で構成した測定治具を試作し,液状およびその凍結物の電気特性を測定した。その結果,得られた交流インピーダンス値から,体積抵抗率や比誘電率を求めた結果は空気や水を対象にした場合,一般に知られる物性値と近似しており,本法が簡便な測定系としての実用性があることを確認できた。異なる凍結条件による凍結物の比較では,体積抵抗率では測定周波数の全域で,比誘電率では1~10kHz域で相違がみられることから,凍結条件の違いが凍結物の電気特性に何らかの影響を与えることが認められた。更に氷結晶構造を詳細に観察し,それとの相関を検討する。またリード線の容量成分を考慮して,誤差補正して精度の向上を図る予定である。

シソーラス用語： *電気化学インピーダンス ,  *冷凍食品 ,  *電気特性 ,  凍結装置 ,  電極 ,  平板 ,  *電気抵抗率 ,  *誘電率 ,  迅速分析 ,  性質 ,  氷 ,  結晶構造 ,  相関 ,  リード線 ,  誤り訂正 ,  測定精度
準シソーラス用語： 簡易測定法 ,  金属電極 ,  誤差補正 ,  *交流インピーダンス法 ,  実用性 ,  *体積抵抗率 ,  *凍結食品 ,  *比誘電率

分類 (4件)： 食品の冷凍・冷蔵  (FJ03020X) ,  有機化合物の電気伝導  (BM03045F) ,  有機物質の電気分析一般  (CC05031P) ,  冷凍機応用  (PD04000A)

引用文献 (3件)：

• 豊田浮彦: 食品の電気物性とその応用, 美味技術研究会誌, No.11, 57-60, 2008
• 橋本修: 高周波領域における材料定数測定法, 森北出版, 2-3, 2003
• 川上正光: 改訂基礎電気回路I線形定常編 (1) 電子通信大学講座 第13-1巻, コロナ社, 53-56, 1960

タイトルに関連する用語 (3件)： 交流インピーダンス ,  凍結 ,  電気特性