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J-GLOBAL ID：200902227828807800   整理番号：09A0613864

電車内環境中の高周波電磁場の大規模並列有限要素解析

著者 (3件)： 武居周 (東大 大学院工学系研究科) ,  吉村忍 (東大 大学院工学系研究科) ,  金山寛 (九大 大学院工学研究院)
資料名： 日本シミュレーション学会論文誌  (Transaction of the Japan Society for Simulation Technology)
巻： 1  号： 1  ページ： 1-10  発行年： 2009年03月15日 
JST資料番号： L7357A  ISSN： 1883-5031  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 生活環境中の電磁場の安全評価を行うために2×4×2mの3次元空間を対象とし,数MHz~数GHzの解析周波数で計算モデルを構築するには数百万~数千万自由度以上の大規模解析が必要となる。本論文では,前記高周波帯域の電磁場解析で無視できない変位電流が含まれるMaxwell方程式から導かれるHelmholtz方程式による定式化を行い,有限要素定式化及びその並列計算アルゴリズムを示した。また,大規模有限要素解析システムADVENTURE systemの大規模電磁場解析モジュールADVENTURE_Magneticをベースとする電磁場解析コードを開発し,階層型領域分割法によって並列計算機環境への実装を行った。円盤状の空気領域と中心に立てられた励振用アンテナからなるテストモデルを用い,本解析手法で得られた数値解と参照解との比較によって妥当解が得られることを確かめた。さらに,人体を含めた通勤電車内環境のモデリングを行い,300MHz帯域の高周波電磁場解析を試みたところ安定化項の導入によって収束性を改善でき,生活環境中の高周波電磁場に関する環境評価が可能なことがわかった。

シソーラス用語： 電磁場 ,  *HF【周波数】 ,  *有限要素法 ,  並列処理 ,  大規模系 ,  安全解析 ,  Maxwell方程式 ,  Helmholtz方程式 ,  *電磁場解析 ,  セグメンテーション ,  アンテナ ,  励振 ,  電車 ,  モデリング
準シソーラス用語： 安全性解析 ,  高周波電磁場 ,  通勤電車 ,  領域分割

分類 (2件)： 電磁場と統一ゲージ場  (BF02020A) ,  数値計算  (JE02000J)

引用文献 (26件)：

• 本堂毅: 携帯電話による公衆被曝をめぐって, 日本物理学会誌, 58-6, 430/434(2003)
• A. Toropainen: Human Exposure by Mobile Phones in Enclosed Areas, Bioelectromagnetios, 24, 63/65(2003)
• R. J. Luebbers and H. S. Langdon: A Simple Feed Model That Reduces Time Step Needed for FDTD Antenna and Microstrip Calculations, IEEE Transaction on Antennas Propagate, 44-7, 1000/1004(1996)
• http://jp.fujitsu.com/solutions/p1m/analysis/poynting/
• http://www.jri.co.jp/pro-eng/jmag/index.html

タイトルに関連する用語 (6件)： 電車 ,  環境 ,  高周波 ,  電磁場 ,  大規模 ,  有限要素解析