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J-GLOBAL ID：200902227945097023   整理番号：08A0377870

インタラクティブ型触覚グラフィックディスプレイのユーザインタフェース向上とその応用

Improvement of User Interface for Interactive Tactile Graphic Display and It’s Application

著者 (6件)： 山本卓 (電通大) ,  内田優典 (電通大) ,  島田茂伸 (東京都産業技術研究セ) ,  篠原正美 (産業技術総合研) ,  下条誠 (電通大) ,  清水豊 (電通大)
資料名： 日本バーチャルリアリティ学会論文誌  (Transactions of the Virtual Reality Society of Japan)
巻： 13  号： 1  ページ： 49-57  発行年： 2008年03月31日 
JST資料番号： L3202A  ISSN： 1344-011X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： インタラクティブ型触図ディスプレイは触覚画像を提示するディスプレイユニットに力覚センサを設置し,ユーザが触れた位置と力を検出してディスプレイ面に対する直接操作を実現した。その制御ソフトウェアS-TouchはWindowsのデスクトップ画面を加工して触覚ディスプレイに表示し,マウスクリックのイベントをWindowsに送信する機能を備え,Windowsアプリケーションを触図ディスプレイのアプリケーションにできる。本論文では,重度視覚障害者による評価実験結果を踏まえ,1)タッチスクロールの改善,2)タッチクリックの改善,3)タッチズーム機能の追加,4)輝度最小化法の開発といった新たなインタフェイスを構築した。また,所定の画像を視覚ディスプレイに表示し,それをS-Touchが画面キャプチャして触図ディスプレイに表示する触図システムを試作して,クリックに応じた音声支援を実現した。それらの評価実験を行って有効性を確かめるともに,1)~4)がインタラクティブな触覚提示装置にも応用できることを示した。

シソーラス用語： *表示装置 ,  *ユーザインタフェイス ,  会話型処理 ,  *視覚障害者 ,  実験 ,  設計 ,  操作 ,  拡大 ,  縮小 ,  *心身障害者
準シソーラス用語： インタフェイス設計 ,  タッチクリック ,  タッチズーム ,  タッチスクロール【操作】 ,  *重度視覚障害者 ,  *触覚ディスプレイ ,  触覚提示装置 ,  触図ディスプレイ ,  評価実験

分類 (2件)： 入出力装置  (JC04050U) ,  人間機械系  (IB03000G)

引用文献 (12件)：

• BURDEA, G. Force and touch feedback for virtual reality. 1996
• SHINOHARA, M. Research and Development of Assistive Technology for Persons with Sensory Disabilities in Japan. Technology and Disability. 1993, 2, 2, 22-36
• BLISS, J. C. Optical-to-tactile image conversion for the blind. IEEE Transactions on Man-Machine Systems. 1970, 11, 1, 58-65
• SHINOHARA, M. Three-dimensional tactile display for the blind. IEEE Transactions on Rehabilitation Engineering. 1998, 6, 3, 249-256
• SHIMIZU, Y. Recognition of tactile patterns in a graphic display, Evaluation of presenting modes. Journal of Visual Impairment & Blindness. 2000, 94, 3, 456-461

タイトルに関連する用語 (4件)： 触覚 ,  グラフィックディスプレイ ,  ユーザインタフェース ,  応用