抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
私たちは足もとにある「石ころ」に向かってコミュニケーションをとろうとはしない。なぜなら,「石ころ」をコミュニケーション可能な相手として“みなして”いないからである。私たちが「コミュニケーション可能な他者」として期待しているのは,同型な身体をもった他者である。同型な身体というのは,物理的に同型な身体をもっているということ以上に,他者を含む環境(物理的・社会的環境)と同型な関係をもっているということである。本研究では,人とロボットとの同型性について「実体」と「関係」という観点から特徴付けを行う。そして,Dennettの「志向姿勢」の議論を踏まえつつも,新たに「関係としての同型性」という観点を加えることで,「ソーシャルな存在」を見出すための要件について整理する。また,その帰属傾向を検証するためのプラットホーム(Sociable PC)と,Sociable PCを用いた評価実験について述べる。実験結果から得られた知見をもとに「ソーシャルな存在」を帰属させるデザイン可能性について議論する。(著者抄録)