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J-GLOBAL ID：200902228094550591   整理番号：09A1226060

単層カーボンナノチューブ電極に生成するSEIの生成過程

Formation of a solid electrolyte interface on single wall carbon nanotube electrodes in lithium ion batteries

著者 (6件)： 越川寿利 (信州大 繊維) ,  等々力弘篤 (信州大 繊維) ,  近藤篤 (信州大 繊維) ,  服部義之 (信州大 繊維) ,  沖野不二雄 (信州大 繊維) ,  東原秀和 (信州大 繊維)
資料名： 炭素
巻： 2009  号： 240  ページ： 221-225  発行年： 2009年11月13日 
JST資料番号： G0633A  ISSN： 0371-5345  CODEN： TASOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 固体電解質界面(SEI)の生成過程を解明するために,単層カーボンナノチューブ(SWNT)電極でのSEI形成に伴う形態と無機成分の変化およびSWNTの構造変化を解析した。電極は鉄触媒を除去した精製したSWNTとポリフッ化ビニリデン/n-メチル-2-ピロリディノンの懸濁液に銅箔を塗布して調製して,サイクリックボルタンメトリー測定を行った。また,作製したリチウムイオン二次電池の定電流充放電の1および10サイクル終了後のSWNT電極上のESIおよびSWNTの構造変化をSEM,TEM,XRDおよびRaman分光法で測定した。その結果,SEIの生成サイトはSWNTバンドル側面全体であり,Li₂CO₃はサイクル初期に,LiFは全サイクルを通じて生成して,10サイクルでもSEIの生成は終了しなかった。

シソーラス用語： *リチウムイオン電池 ,  *単層カーボンナノチューブ ,  *固体電解質 ,  *界面 ,  変化 ,  ポリフッ化ビニリデン ,  サイクリックボルタンメトリー ,  *充放電サイクル ,  炭酸リチウム ,  フッ化リチウム ,  走査電子顕微鏡 ,  透過型電子顕微鏡 ,  X線回折 ,  Raman分光法 ,  *電極材料 ,  *構造変化

分類 (3件)： 炭素とその化合物  (YB02060D) ,  電極過程  (CB07040U) ,  二次電池  (YB04030K)

物質索引 (1件)： N-メチルピロリドン

引用文献 (25件)：

• BOUKAMP, B. A. J. Electrochem. Soc. 1981, 128, 725-729
• FAN, J. Adv. Mater. 2004, 16, 1432-1436
• WANG, Y. Adv. Mater. 2006, 18, 645-649
• LOU, X. W. Adv. Mater. 2009, 21, 1-4
• DENG, D. Angew. Chem. Int. Ed. 2009, 48, 1660-1663

タイトルに関連する用語 (4件)： 単層 ,  カーボンナノチューブ電極 ,  SEI ,  過程