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J-GLOBAL ID：200902228455208664   整理番号：09A1108635

アデノウイルスE1AはSCF^Fbw7ユビキチンリガーゼを阻害する

Adenovirus E1A Inhibits SCF^Fbw7 Ubiquitin Ligase

著者 (8件)： ISOBE Tomoyasu (Hamamatsu Univ. School of Medicine, Shizuoka, JPN) ,  HATTORI Takayuki (Hamamatsu Univ. School of Medicine, Shizuoka, JPN) ,  KITAGAWA Kyoko (Hamamatsu Univ. School of Medicine, Shizuoka, JPN) ,  UCHIDA Chiharu (Hamamatsu Univ. School of Medicine, Shizuoka, JPN) ,  KOTAKE Yojiro (Hamamatsu Univ. School of Medicine, Shizuoka, JPN) ,  KOSUGI Isao (Hamamatsu Univ. School of Medicine, Shizuoka, JPN) ,  ODA Toshiaki (Hamamatsu Univ. School of Medicine, Shizuoka, JPN) ,  KITAGAWA Masatoshi (Hamamatsu Univ. School of Medicine, Shizuoka, JPN)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 284  号： 41  ページ： 27766-27779  発行年： 2009年10月09日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： すでに報告したようにアデノウイルスE1A蛋白質がポリユビキチン化されるので,E1Aとユビキチンリガーゼとの相互作用を検索したところ,E1AがSCF^Fbw7ユビキチンリガーゼの成分に結合して,そのユビキチンリガーゼ活性を阻害することを見つけた。その結果,このユビキチンリガーゼでのユビキチン化後にプロテアソームで分解されていた様々な癌蛋白質が分解されずに蓄積するようになった。E1AはRoc1/Rbx1とCUL1に結合し,Roc1/Rbx1-CUL1複合体のユビキチンリガーゼ活性を抑制するが,別のRING型ユビキチンリガーゼMdm2を阻害できなかった。この阻害機構によりアデノウイルスが細胞を癌化して増殖させることが推定された。

シソーラス用語： アデノウイルス科 ,  *ウイルスタンパク質 ,  *ペプチドシンターゼ ,  *ユビキチン化 ,  タンパク質結合 ,  共沈 ,  ヒト ,  HEK293細胞 ,  HeLa細胞 ,  腫瘍細胞 ,  培養細胞 ,  DNA結合タンパク質 ,  癌タンパク質 ,  IκBタンパク質 ,  サイクリン ,  タンパク質 ,  サイクリンD1 ,  細胞増殖 ,  *発癌 ,  酵素阻害 ,  プロテアソーム ,  セリン/トレオニンキナーゼ ,  酸イミド ,  脂環式ケトン ,  第二アルコール ,  ヒドロキシケトン
準シソーラス用語： CUL1 ,  c-Myb ,  c-Myc ,  E3ユビキチンリガーゼ ,  GSK3β ,  IKK ,  p27蛋白質 ,  Rbx1 ,  RINGフィンガー蛋白質 ,  Roc1 ,  *SCF^Fbw7ユビキチンリガーゼ ,  U2OS細胞 ,  アデノウイルス ,  *アデノウイルスE1A蛋白質 ,  キュリン蛋白質 ,  サイクリンE

分類 (1件)： 発癌機序・因子  (GE02020C)

物質索引 (1件)： シクロヘキシミド

タイトルに関連する用語 (4件)： アデノウイルス ,  E1A ,  ユビキチンリガーゼ ,  阻害