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J-GLOBAL ID：200902229736373717   整理番号：08A0409007

常時微動計測により見えてくるもの

著者 (2件)： 村田修 (鉄道総合技術研) ,  上半文昭 (鉄道総合技術研)
資料名： RRR  (RRR)
巻： 65  号： 5  ページ： 10-13  発行年： 2008年05月01日 
JST資料番号： F0333B  ISSN： 0913-7009  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地盤の物性や強度を把握するために常時微動を用いる方法は,おおよその地盤の層構造を推定するのにとどまるが,簡便で効率的な方法で広い範囲の地盤の層構造推定が可能になる。鉄道総研では,構造物の常時微動を離れたところから精度よく測定する技術を開発した。さらに,データの収集および解析機能も一体化した「構造物診断用の非接触振動測定システム(Uドップラー)」として開発を行った。Uドップラーは常時微動計測によるラーメン高架橋の健全度診断や,常時微動ではないが,列車走行に伴う桁のたわみ測定などに適用され始めている。常時微動計測の適用としては,既存の方法と比較して費用対効果のあるもの,あるいは,有効な方法がないものに対象を広げる必要がある。具体的には,高架橋,橋梁,橋台,盛土,住宅の仕上げ材,架線柱,防音壁などの健全度評価を対象として検討進める必要がある。このうち,例として,鉄道総研で検討を始めている落石検知への適用の検討を紹介した。

シソーラス用語： *振動測定 ,  *常時微動 ,  基礎地盤 ,  支持層 ,  多層地盤 ,  構造 ,  設備管理 ,  *設備診断 ,  地盤構造
準シソーラス用語： 支持地盤 ,  振動計測 ,  層状地盤

分類 (2件)： 時間,速度,加速度,角速度の計測法・機器  (AD05040K) ,  土圧,土の動的性質,地盤の応力と変形  (RA03060A)

タイトルに関連する用語 (1件)： 常時微動計測