文献

J-GLOBAL ID：200902229819104688   整理番号：09A0432962

モンゴルの発酵乳から分離した乳酸菌の抗アトピー性皮膚炎作用及びその機構

Anti-atopic dermatitis effects and the mechanism of lactic acid bacteria isolated from Mongolian fermented milk

著者 (4件)： HAYASHI Atsushi (Shinshu Univ., Nagano, JPN) ,  KIMURA Makoto (Shinshu Univ., Nagano, JPN) ,  NAKAMURA Yusaku (Shinshu Univ., Nagano, JPN) ,  YASUI Hisako (Shinshu Univ., Nagano, JPN)
資料名： Journal of Dairy Research  (Journal of Dairy Research)
巻： 76  号： 2  ページ： 158-164  発行年： 2009年05月 
JST資料番号： C0281A  ISSN： 0022-0299  CODEN： JDRSAN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 発酵乳から分離した乳酸菌T120(Enterococcus faecium)はアトピー性皮膚炎モデル(NC/Nga)マウスの脾臓細胞によるIgEの生産を抑制し,IL-12及びIFN-γの生産を誘導したが,中和試験により,T120によるIgE生産の抑制機構が判明した。T120によるIL-12生産細胞を限定するため,脾臓細胞からマクロファージ及び樹状細胞のような抗原提示細胞(APCs)を除去して,これら細胞の反応性を調べた結果,T120がAPCsに働き,IL-12及びIL-10の生産を誘導することが分った。また,T120の腹腔内投与はNC/Ngaマウスの血清中IgE濃度の上昇及びアトピー性皮膚炎の症状を抑制した。

シソーラス用語： *発酵乳 ,  モンゴル国 ,  *乳酸菌 ,  Enterococcus faecium ,  *抗アレルギー作用 ,  アトピー性皮膚炎 ,  病態モデル ,  マウス ,  脾臓 ,  細胞 ,  免疫グロブリンE ,  インターロイキン ,  インターロイキン10 ,  インターフェロンγ ,  抗原抗体反応 ,  抗原提示細胞 ,  マクロファージ ,  樹状細胞 ,  細胞分画法 ,  中和試験 ,  インターロイキン12 ,  微生物 ,  レンサ球菌科 ,  ネズミ亜目 ,  反応 ,  免疫応答
準シソーラス用語： IL-12

分類 (3件)： 免疫性疾患・アレルギー性疾患の治療  (GD04030Y) ,  微生物生理一般  (EG03051L) ,  乳製品  (FJ12023U)

タイトルに関連する用語 (4件)： モンゴル ,  発酵乳 ,  乳酸菌 ,  アトピー性皮膚炎