文献

J-GLOBAL ID：200902230857932428   整理番号：09A0632760

ビジネス・ケース No.072 ビットワレット 電子マネー市場の創造と事業戦略の構築

著者 (3件)： 青島矢一 (一橋大 イノベーション研究セ) ,  鈴木修 (関西学院大 専門職大学院) ,  長内厚 (神戸大 経済経営研)
資料名： 一橋ビジネスレビュー  (Hitotsubashi Business Review)
巻： 57  号： 1  ページ： 82-102  発行年： 2009年06月25日 
JST資料番号： G0353A  ISSN： 1345-9953  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ビットワレットのEdyは電子マネーの普及に大きな役割を果たしてきた。多数の協力企業を開拓し,電子マネーの社会インフラを確立した。しかし広範な社会インフラの確立と事業の収益化を両立するには至っていない。電子マネー市場について,分類(ICカード型,ネットワーク型),プリペイド方式電子マネー市場の拡大,おサイフケータイ,歴史などを概観した。その上で,ビットワレットについて,以下1)-5)にて考察した。1)ソニーにおける電子マネー事業への参入:金融事業への進出,実証実験(エーエムオペレーションズの設立),社会インフラとしての事業構想,2)ビットワレットの設立,3)事業モデル:Edyカード発行の流れ,収益モデル,加盟店の開拓,ライセンスモデル,提携プログラム,4)業績,5)課題とソニーグループの戦略。ハードの切り売りから継続課金ビジネスへの転換を体現する,非接触型ICカード技術のFelicaとその応用としての電子マネーEdyの事業は相互に矛盾する。両者の最適バランスをとるという難しい経営課題を抱えている。

シソーラス用語： *貨幣 ,  マーケティング ,  *経営戦略 ,  インフラストラクチャー ,  利益 ,  *ICカード ,  非接触測定 ,  無線伝送 ,  プリペイドカード ,  携帯電話 ,  実証実験 ,  ライセンス ,  課金方式 ,  市場開発 ,  金融保険業 ,  電子マネー
準シソーラス用語： ビットワレット

分類 (1件)： マーケティング一般  (KA06010L)

タイトルに関連する用語 (8件)： ビジネス ,  NO ,  電子マネー ,  市場 ,  創造 ,  事業 ,  戦略 ,  構築