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J-GLOBAL ID：200902231076965572   整理番号：08A1143663

単一イオンチャンネル記録のためのゲル界面における脂質二分子層

Lipid Bilayers at the Gel Interface for Single Ion Channel Recordings

著者 (3件)： IDE Toru (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  KOBAYASHI Toshihide (RIKEN, Saitama, JPN) ,  HIRANO Minako (Osaka Univ., Osaka, JPN)
資料名： Analytical Chemistry  (Analytical Chemistry)
巻： 80  号： 20  ページ： 7792-7795  発行年： 2008年10月15日 
JST資料番号： A0395A  ISSN： 0003-2700  CODEN： ANCHAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 人工脂質二分子膜を用いる単一チャンネル記録は,イオンチャンネルの研究に広く用いられているが,脂質二分子膜が脆弱なためにその発展が妨げられている。本研究では丈夫ではないが非常に簡単で迅速な脂質二分子膜の調製法を考案した。本法はアガロースVIIあるいはSepharose4Bからなるヒドロゲルを入れた約1mm径のガラスピペットを96ウェルポリスチレン培養プレート中の脂質溶液層(リン脂質のn-デカン溶液)の下層水溶液(ペプチドを含む)に挿入するだけで1秒以下の迅速さで二分子層を形成できた。グラミシジン,アラメチシンなどのチャンネル形成ペプチドあるいはヘモリジンなどの蛋白質を水溶液相に添加するだけで二分子層に取り込まれ,電流測定を実施できた。一方,生体膜由来のチャンネル蛋白質はヒドロゲル/水相界面の二分子膜への取り込みは困難であり,別にヒドロゲル/ヒドロゲル界面二分子層の調製法を考案した。これによれば,BKチャンネル,Kチャンネル,Clチャンネルなど全ての型のチャンネル蛋白質を30秒以内で取り込むことができた。

シソーラス用語： *脂質二分子膜 ,  *人工膜 ,  *イオンチャンネル ,  イオン電流 ,  電流測定 ,  カリウムチャンネル ,  ペプチド ,  アラメチシン ,  溶血素 ,  塩素チャンネル ,  ヒドロゲル ,  液液界面
準シソーラス用語： BKチャンネル ,  グラミシジン ,  ヘモリジン

分類 (2件)： 生体膜一般  (EF04010G) ,  脂質一般  (EB05010B)

タイトルに関連する用語 (4件)： イオンチャンネル ,  ゲル ,  界面 ,  脂質二分子層