文献

J-GLOBAL ID：200902231683319710   整理番号：09A0649887

動的ファジィ制約充足における解の安定性維持

Maintaining the Stability of Solutions in Dynamic Fuzzy CSPs

著者 (4件)： 須藤康裕 (神奈川工科大 情報) ,  柳田拓人 (北大 大学院情報科学研究科) ,  栗原正仁 (北大 大学院情報科学研究科) ,  長谷山美紀 (北大 大学院情報科学研究科)
資料名： 知能と情報  (日本知能情報ファジィ学会誌)
巻： 21  号： 3  ページ： 372-380  発行年： 2009年06月15日 
JST資料番号： L0501A  ISSN： 1347-7986  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ファジィ制約充足問題は人工知能の基礎戦術として知られる制約充足問題(CSP:Constraint Satisfaction Problem)を充足度を持たせることにより拡張した数理モデルである。一方,動的CSPの枠組みは現実世界における問題の部分的な変化と再求解を想定したモデルであり,その特徴は,問題を解きなおすコストの削減と解の安定性が求められることである。これら2つを組み合わせた数理モデルである動的ファジィCSP(DFCSP:Dynamic Fuzzy CSP)に関する研究は既存するが,CSPはNP完全問題として知られ,最悪計算量は指数オーダーとなることから,完全で高速な解法は存在しない。本論文では,ファジィCSPのハイブリッド解法であるSRSアルゴリズムをDFCSPに適用し,さらに後処理としてのフィルタリングとしてSRSDアルゴリズムを導入することにより,大規模で複雑な問題に対しても,安定した実用的な許容解が得られることを,他の代表的な手法と比較することにより定量的に示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *制約充足問題 ,  *ファジィ推論 ,  原価低減 ,  安定性 ,  数学モデル ,  動特性 ,  NP完全問題 ,  計算量 ,  ハイブリッド系 ,  フィルタリング ,  大規模系 ,  減少 ,  変化
準シソーラス用語： *ファジィ制約充足問題 ,  数理モデル

分類 (1件)： 人工知能  (JE08000Z)

引用文献 (24件)：

• 西田豊明. 人工知能の基礎. 1999
• DECHTER, R. Constraint Processing. 2003
• 横尾真. CSPの新しい展開 : 分散/動的/不完全CSP. 人工知能学会誌. 1997, 12, 3, 381-389
• BISTARELLI, S. Semirings for Soft Constraint Solving and Programming. 2004
• RUTTKAY, Zs. Fuzzy constraint satisfaction. Proceedngs of 3rd IEEE Intern. Conf. on Fuzzy Systems, 1994. 1994, 3, 1263-1268

タイトルに関連する用語 (4件)： ファジィ ,  制約充足 ,  解 ,  安定性